KYOTO GRAPHIE 2020 - Wing Shya 一光諸影
先週末、KYOTO GRAPHIEに行ってきました。
丁度写真のゼミで、アナログとオンラインの作品にについて考えているところで、 迷いの多い自分にとって、いろいろと考えるところありの濃厚な展示を体験をしてきました。
もちろん真っ先に、Hong Kong のPhotographer1、Wing Shya 夏永康の展示を見に、ギャラリーとなっている誉田屋源兵衛宅へ。
縦に長い大店のつくりをフルに活用した展示となっていました。
夏永康は王家衛のブエノスアイレスから始まり、花様年華、2026、愛エロスのスチール写真を撮っています。入り口から奥の竹林の間まで、時系列に長いプリントが続く様は、どこかSNSで流れる写真と時間のようでもありました。しかし、後ろを振り返るとその軌跡を見ることができます。
同時期、香港のBlue Lotus Gallelyでスチール写真等の展示をしているのですが、まったく別の印象となっていることでしょう。
夏永康は、コマーシャルフォトでも活躍。また自身でも映画を撮っています。
写真の他に動画の展示と、制作に関するインタビュー映像がありました。
彼の制作に関する考え方とともに、幻想的な香港の映像が流れます。
今朝のゼミで、この展示の話を宿題の一画として報告し、話されたことを少し。
京都の町屋で特定の期間、床30cmほどの高さに並べられた時系列のスチール写真を見るというのは、物理的にも時間的にも身体的にも制約を強いるものです。それこそがアナログ展示であるということではないでしょうか。
一方で、オンラインの作品であれば、自分がどこでとうやってどんな格好みようと関係がない。物理的、身体的な制約はないのです。
果たして、同じものをアナログとオンラインデジタルで描いた時、どう感じるのか。どううけとめられるのか。
次のゼミへの課題です。