こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

第32回東京国際映画祭 ワールドプレミア「ファーストフード店の住人たち」 麥路人 I'm livin' it

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2019年 香港作品

監督 : ウォン・シンファン

出演 : アーロン・クォック、ミリアム・ヨン、アレックス・マン、チョン・ダッミン

 

24時間営業のファーストフード店に集まる、様々な理由で社会の下層にいる人たち。

少しでも注文さえすればお客としていられる、このファーストフードの店は、厳しい現実がある彼らにとってはシェルターのようだ。

 

実は、似たようなことアメリカでみたことがある。夜遅くなって、他にチョイスがなくて、マックでハンバーガーとポテトフライの夕食を、同僚と一緒に取った時のこと。

 

フライドポテトが食べきれなかったので、片付けて帰ろうと思った時、同僚が”そのままでいいのよ”と言いながら、離れた席にいる貧しい身なりの家族の方をちらっと見やった。私たちが席を立った後、彼らがこの席に移動した。

 

格差社会は、どこにでも存在するのだ。

 

家出少年。金融業会の寵児から転落した男。落ちぶれた歌手。借金返済のために働きづめの女。家があるのに帰れない老人。それぞれが訳ありで、社会の片隅に追いやられた人々の群像劇が、丁寧にえがかれている。重々しくなる内容ではあるが、どこかユーモラスな部分があるのは、この題名からも伺えるだろう。

 

”麥路人”は"末路人" と取れるのだが、麥が某ファーストフード店を思わせる。そして、その副題"I'm living it."が秀逸。

 

その辺のこと、登壇した監督とアーロンからゆっくり話を聞きたかったけど、上映時間が遅すぎて、QA最後まで聞けず。残念〜。

 

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それにしても、エンターテイメントではない社会派映画に、アーロンとミリアムという大スター二人が出るなんて、香港と彼らの懐の深さには感服。

 

そして、今は遠くなってしまった、香港の巷の喧騒を懐かしく観る映画となりました。

 

youtu.be

 

かぼちゃの季節と映画祭

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今年も来ました、かぼちゃの季節。

香港の海洋公園でこいつに遭遇したのは、2012年のことでした。

 

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こいつは、今年、東京青山のかぼちゃ。なんか、よく似てませんか。

日本のハロウィンも、すっかり亜熱帯。

 

今年は即位の礼だの、ラグビーワールドカップだので、あまり話題になりませんが、

毎年かぼちゃと一緒にやってくるのは、東京国際映画祭

今年もすでにはじまっております。

 

やっと、大きな試験も終わり、実習クラスが始まるまでのほんの1週間。

今年は3本見てきます。まずは台湾映画。次は香港映画。そしてドイツの映画です。

たのしみだあ!

てるてる坊主にお願い

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飛騨高山へいくと、普段自分の周りではめっきり見かけなくなったり、こんなものあったなあなんて思わせる懐かしいものを見かけることができます。

 

てるてる坊主。運動会の季節、だれか明日のお天気を祈っているのかと思います。

 

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蕎麦屋さんのてるてる坊主は個性的。こちらの業界も、お天気が良い方がいいのかなあ。

 

ちょうどこの高山行きの前週、台風15号が関東を襲いました。

 

そして今、19号がまた近づいています。今までにないような、大型台風。

 

いろいろ準備は済ませても、不安は尽きません。

てるてる坊主さん、力を貸してください。

 

 

 

 

憧れの中秋節

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中秋節から、3日も過ぎてしまいました。

今年は全聚徳の月餅を、弟が買ってきてくれました。

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以外と上品な味で、美味でした。母がとっても気に入って、また買ってきてと行ってました。銀座の三越で売ってます。

 

中秋節香港島大坑のお祭り「火龍舞」を一度見て見たいと思っているのですが、今年も試験が重なるから無理だなあと思ってました。そしたら、試験があの台風で延期になり、だったら行けたのにとちょっと悔しい思いをしてしまいました。

とはいえ、現在の香港の情勢、今の所渡航を自粛しております。

 

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今年の1月、その憧れの地を訪れてみました。

銅羅灣と天后の間、高層マンションが立ち並ぶ高台に挟まれた、時間が止まったようなところ。

元々この辺は小さな漁民の村で、この付近にも渓流があり、洪水を防ぐための暗渠「大坑渠」を作って水を流したことがこの街の由来だそうです。

 

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最近は、おしゃれなレストランやスィーツの店、雑貨店がポツポツとできているようですが、とても庶民的なところ。生活必需品の店から、昔ながらの茶餐廳などが並んでいます。

訪れがのがウィークデーの午前中だったせいか、お店は開店準備中。まだ静かな街でした。

 

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八角の堂と壁の漆喰が美しい蓮花宮。

湾仔の北帝廟あたりもそうでしたが、水が流れるところは気が流れるところ。

そういうところにはやはり廟が構えられていますね。

 

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堂の天井には、竜の浮き彫りが。

 

予断を許さぬ状況が続いておりますが、今年のお祭り無事に行われたようです。

香港、がんばれ。

はてな初投稿です!

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Lotus at Gyoda

こちらに引っ越して来てから、半月ほど経ってしまいました。

ついに初投稿です。

 

この2ヶ月ほど、バタバタしている間に夏も終わろうとしています。

そして、Yahooブログ時代のネタの中心であった香港が、騒然として思った以上の状況になってきてしまいました。

 

今年1月と3月に行った時は、そんな気配もなく、普通に賑やかで穏やかな香港でした。

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一月の春節前。準備に忙しいころ。

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いつものところを、いつものように歩き回り、ただただ写真をとってまわっていました。いつも通りの香港の風景。

 

モノクロフィルムで撮ることを始めていたので、今年はちょこちょこ香港に行こうかとおもっていました。

 

まだまだ、撮りたいところがいっぱある。でも、こんなご時世。デモをやっている時や場所以外は、意外と静かだといいますが、外のものが今は軽率に入っていくべき時ではないかと思ったり。

 

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TV、新聞の情報だけでなくSNSで色々な方向から、起きていることを見ることができる時代になりましたが、それがさらに分断の色合いを濃くしているような気がしてなりません。

 

同じことを全く違う捉え方をする、記事や投稿の数々。当事者であっても、外から見る人たちであっても。

 

何を信じるにしても、どう受け止めるにしても、自分の目をしっかり養わなければ。

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落とし所が見えない状況の今。香港に今まで通りの日常がもどるでしょうか。

香港らしい香港になることができるでしょうか。

 

 

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1999年8月 香港は遠くにありて

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久しぶりの投稿になってしまいました。

このブログも、Yahooブログのサービス終了に伴い
8月いっぱいまでしか書き込むことができません。
今は引っ越し先を検討中。

20年前の香港の写真を見つけました。

香港迷朋友No. 1と、旅行を計画していたら弟が参加するといって
三人で出かけた時。返還からまだ2年ほど。このころはよく
香港映画見たり、香港がらみのイベントなんかに参加していました。

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ちょうど、フイルムからデジカメに切り替わったぐらいの頃かもしれません。
この時は、デジカメを弟に持たせていたので、私と友達の後ろ姿が
何枚か写っていました。

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油麻地の生鮮食料品のマーケット。

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油麻地警察署。香港映画でおなじみの場所ばかり。

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「香港製造」みたばっかりだったか、こんなシーンにもワクワクしてました。

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淺水灣で、焼き物飯。

この時のフィルムネガ、どこに行ったんだろう。まだまだたくさん行ったはず。

返還後ではありましたが、こんなのんびりした香港でした。
今や、香港がとても遠くに感じます。

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今日は、飛行場でもデモが集結すると聞きました。
香港人の方々の願いが叶うことを祈ります。






「さらば愛しきアウトロー」The Old Man & The Gun


『さらは?愛しきアウトロー』7.12(金)公開/予告編

2018年 アメリカ映画
監督・脚本:デヴィッド・ロウリー
出演:ロバート・レッドフォード、ケーシー・アフレック
   ダニー・グローバー、チカ・サンプター、トム・ウエイツ

先月試写会で見てきました。ハリウッドの押しも押されぬ大スター、
大御所とも言えるロバート・レッドフォードの俳優引退作です。

16回の脱獄と銀行強盗を繰り返しながら、誰一人傷つけることがなかった
フォレスト・タッカーという実在の人物を描いています。

前回の「運び屋」のクリント・イーストウッドもそうですが
この年齢に達した人でなければ表現できないでしょう。

自分がもう若い頃と同じではないことを自覚はしている。
しかし、生きているという実感を求めることを止めることはできない。

そう、彼らは決して枯れることはないのです。

ロバート・レッドフォードの映画を初めて見たのは「スティング」だったと
思います。どこかの名画座で。彼もポール・ニューマンもカッコいいし
最後はびっくり仰天。映画って、ほんとにすごいと思った10代の頃でした。

明日に向かって撃て」も思い出しますが、私は「スティング」を先に
見てるんで、私にとってレッドフォードのNo.1はこちらかなあ。

70年代は、美男子(イケメン)ハリウッド俳優といえば、レッドフォード
でしたね。

そんなに熱心にレッドフォードの映画をみたというわけではありませんでしたが
'80年代に入り大人の恋愛をみせてもらいました。

愛と哀しみの果て」(アフリカの日々)で見られる、裕福な
貴族階級のカレンと何者にも縛られないデニスの関係と葛藤。

「さらば愛しきアウトロー」の中で、ロバートが今まで出演してきた
映画のトリビュートがあるようですが、フォレスト・タッカーの自由への欲求、
ジュエルとの関係は、まさにデニスとカレンのようではないかと。

シシー・スペイセク演じるジュエルも素敵。自分のいる場所を見失わず
フォレスト・タッカーをある姿を受け入れる。

監督作の中で思い出すのは、「リバー・ランズ・スルー・イット」。
モンタナの美しい自然と兄弟の葛藤。90年代のイケメン、ブラッド・ピット
主演ですが、かつてのレッドフオードを見るような。

いろんなことを思い起こしながら、82歳の円熟の演技見させていただきました。