11月は、仕事や課題に押し流されそうになりながら、旅をしたり映画祭に参加したり、写真展に行ったり、盛りだくさんのなか、なんとか踏みとどまって終わりました。
今のうちにちょっと振り返り。
まずは、神話から歴史の始まり、それを見つめる近現代の旅から。
熊野は初めて。神武天皇が八咫烏に導かれたという由来や素戔嗚の八岐大蛇やら、子供の頃に読んだ神話の世界が生きている土地だ。京都に日本の歴史を見るのとは、ちょっと違う感覚である。
日本人のアイデンティティの根拠となる(?)、神代の世界。歴史としては語られないはるか昔の世界。
足を伸ばして、お伊勢参り。ここには天照大神が祀られている。2000年ほど前というが、まだ神話の時代に近い。
天照大神が、倭姫に気に入ったととお告げをした五十鈴川。ここに建てられたのが伊勢神宮だ。
神宮は、皇族の祖先を祀っており、今もその関係性が強い。
古くから多くの参拝者が詣でたが、爆発的な人気を集めたのは江戸時代。日本の観光業の原型となったようだ。
そして、今も昔も伊勢には人々がつどう。なぜ、人々はお伊勢参りに行くのだろう。