監督 : プーン・マンキッ 1996年香港作品
製作 : ツイ・ハーク
脚本 : サンディ・ショウ、チョウ・ホイコン、プーン・マンキッ
出演 : レスリー・チャン、アンディ・ラウ、ニン・チン、チョン・ウソン
1930年代、ギャングと日本軍と抗日分子が入り乱れる、混沌とした上海。ギャング組織の
下っ端リクは、ワケありの男、実は指名手配中の抗日分子、ホイを助ける。2人は、友情で
結ばれのし上がっていく。2人が1人の女を愛したことにより、運命の歯車が狂っていき、
目に見えぬ因縁と陰謀にまきこまれていく。
このストーリーのオリジナルは、チョウ・ヨンファ主演のテレビドラマ。70年代に
大ヒットしました。アンディも、レスリーも、オリジナルドラマを見て育った世代
になります。2人にとって、ヨンファのドラマを越えるのは、大変だっただろうと
思います。でも、2人並ぶと、存在感抜群です。さすが、香港影帝&四大天王。
2人がタメに並び立つ映画ってあんまりないですから、ベタな内容でも、絵になります。
ワイルドな男くさいレスリーも、熱い青年からのし上がって成長していくアンディも、
ため息物です。
2人が恋するニン・チンは、中国映画「太陽の少年」で有名になりました。
古風な美人で、あの時代のファッションやモノクロ写真が良く似合う。少女っぽくも
見え、でも肉感的な女っぽくもある、微妙な感じが良い女優さんです。それから
意外にも、チョン・ウソンが出てるんです。香港は、韓流が流行るの、早かったんです。