こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

#その他映画

大阪アジアンフィルムフェスティバル2023 覚え書

4年ぶりの大阪にやって来ました。とは言っても、中之島とABCホールを往復するばかりです。 2日間で香港映画3本、台湾映画1本見ました。どれも、社会問題の中で家族とか老いを考えさせられる映画でした。そう思うのは、自分がそんな歳になったからかもしれ…

2020 第33回東京国際映画祭

今年は、数々のイベントが中止やオンライン開催となる中、東京国際映画祭はリアル上映で開催されました。 しかし、海外からの審査員やゲストの多くが来日できない状況の中、従来のコンペに代わり、観客賞1作品のみの表彰ということになりました。 今回は、…

覚書 銀座シネパトスと三原橋

銀座4丁目の交差点から、晴海通りを築地方面に降ってすぐ。昭和通りの手前に、かつて三原橋地下街がありました。 元々ここには三十間堀川がありその上にかかっていたのが三原橋。戦後、川を埋め立てた後に橋の橋梁を利用して地下街を作ったそうです。 その…

30年前を描いた30年前の香港映画を想う

今年で、30周年だそうです。「阿飛正傳」公開から。 4月16日前後、有名なあのセリフとともに、FB上この映画の話が上がっていました。 映画の設定は公開よりも30年前の1960年。 まだ警官だったタイドが巡回でスーに出会うのがこのあたり。中環、ミッドレ…

文雀で香港行きの予習・復習

香港行きの予習・復習のために、2008年ジョニー・トー監督作品 「スリ」(文雀)を久しぶりに鑑賞しました。 監督のインタビューによると、香港の古いものを映像に留めるべく映画を 撮ったということで、香港島の中環のミッドレベルから上環、西營盤、 堅尼…

ゴジラは香港に上陸したか? 特撮のDNA

蒲田の日本工学院専門学校「ギャラリー鴻」にて、1/27(日)まで 開催されている”特撮のDNA"展、見てきました。 以前「シン・ゴジラ」のレビューでも書いたかもしれませんが、 ここ蒲田は第二世代のシン・ゴジラに破壊され他場所。 今や聖地になっているようで…

第31回東京国際映画祭

今年も始まっております。 10月25日から11月6日まで。 レッドカーペットは相変わらず木曜日だし、TVの取り上げ方も少なくて なんだかだんだん地味になる気がしますね~。 チケット発売は日にちが分散されたものの、人気作品は サーバーが処理しきれず、待ち…

2017年 89th アカデミー賞候補作に見る映画のリアリティ

論文のような題名でなんですが、このところアカデミー賞(候補)映画を たてづづけに見たので、思ったことを書き散らしてみます。 「ラ・ラ・ランド」LA LA LAND 映像と音楽は、ミュージカル映画はかくあるべしといったような趣なんだけど 実はそんなにファ…

香港の単館映画

油麻地警察近くの団地群。こんな中に、ブロードウェイ・シネマーテーク (百老汇電影中心)という映画館があります。 通好みの外国映画を上映しており、香港の単舘映画館といったところ。 ヨーロッパの映画や、地味な日本映画などがかかっているのを見ます。…

TIFF 2016 コンペティション部門 シェッド・スキン・パパ 脱皮?碧?碧

【コンペティション(Competition)】『シェッド・スキン・パパ(Shed Skin Papa)』 2016年 中国・香港作品 監督:ロイ・シートウ 出演:フランシス・ン、ルイス・クー、ジェシー・リー、ジャッキー・チョイ 今年も行ってきました、東京国際映画祭。 今回は…

今日がその日。October 21, 2015

今日は、この話題で持ちきりでした。 ロバート・ゼメキス監督の「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で ドクとマーティがデロリアンで行った30年後の未来。今日がその日。 ネットやニュースで、実現したテクノロジー、実現しなかった技術 予想できなかっ…

「萬世流芳」を観る @東京国立近代フィルムセンター

6月末から9月初めにかけて、京橋にある東京国立近代フィルムセンターにて 逝ける映画人を偲んで 2013-2014という特集をやってます。 その中で、李紅蘭(山口淑子)選集ということで3作品の上映があり 昨日「萬世流芳」の上映を見てきました。 1942年という…

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTURE OF IGNORANCE) 2014年 アメリカ作品 監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イリニャトウ 撮影:エマニュエル・ルベツキ 出演:マイケル・キートン、エマ・ストーン、エドワード・ノートン ナオミ・ワッツ この映画、アカ…

高倉健さん

高倉健さん。また一人、素晴らしい俳優が逝ってしまいました。 享年83歳。うちの父と同い年だったんですね。 ご冥福をお祈りします。 偏った映画ばかり見ている私ですが、健さんの思い出を少し。 さすがに私は任侠映画時代の映画をオンタイムでは見ており…

香港の戯院と看板

香港にも、以前は手描き看板を掲げる戯院(映画館)がたくさんありました。 以前紹介した写真ですが、1990年初香港での写真。「バック・トゥ・ザ フューチャー3」のラッピング広告のある電話ボックスのには コテコテの香港映画「彼女はシークレットエージ…

第26回 東京国際映画祭

10/17から10/24の期間で、すでに始まっております。東京国際映画祭。 今年は始まりが木曜日。おかげでグリーンカーペット、見に行けず。 毎年楽しみにしてたんですけど、残念です。(T_T) ウィークデー始まりのためか、今までのようにけやき坂全部使っての …

「非情城市」 A City of Sadness と九份

1989年 台湾作品 監督:ホウ・シャオシェン 出演:リー・ティエンリュー、チェン・ソンヨン、ジャク・カオ、トニー・レオン、シン・シューフェン、ウー・イーファン 日本統治時代が幕を閉じ、国民党政府下に入った台湾の混乱を、基隆の家族を通して描いた作…

「歳月神偸」 Echo of the Rainbow

2010年香港作品 監督 : アレックス・ロー、メイベル・チャン 出演 : サイモン・ヤム、サンドラ・ン、アーリフ・リー、バズ・チョン、チョン・ブイ 2010年は、香港に回帰した香港映画が幾つかありましたが、この映画はそのうちのひとつ。 1969年、香港島上…

結局見れなかったんですが

新作映画版の武術姿のマクダル君とマクマグ君です。 マクダル君の武術姿はいいとして、マクマグ君が短パン・ランニングシャツの 香港のおじさんのような姿で手にはトイレットペーパーを持っているのはなぜなのかは不明。 やっぱり映画がみたいなあ。 香港で…

Mcdull Wudang 麥兜响噹噹

麥兜暑Z?? (原裝預告) McDull Wudang (Originial Trailer) 待ちに待った、こぶたのマクダル君のアニメ映画第三弾が、先週8月13日から香港で劇場上映されて います。今回は、マクダル君は武当山へ太極拳の修行に行くようです。 私が香港に到着する9月の半ばま…

「おくりびと」 アカデミー賞 外国語映画賞受賞

「おくりびと」オスカー受賞おめでとうございます。 アカデミー賞が、ショッキングでもエキセントリックでもない外国映画を評価するとは 思っていませんでしたのでちょっとびっくりですが、良質の映画が外の世界にも理解されたことが なんとも嬉しいです。 …

「ティトフ・ベレスに生まれて」 I am from Titov Veles

東京フィルメックス最終日、特別招待作品のマケドニア映画を見てきました。 マケドニアのベレスという街に住む3人姉妹。彼女らはそれぞれ問題を抱え 街から抜け出したいと思っている。切なくて救いのないお話でしたが、 テオナ・ストゥルガ・ミテフスカ監督…

「文雀」 Sparrow

東京フィルメックス映画祭が始まりました。 フィルメックスでは毎年特別招待作品でお目にかかる、お馴染みジョニー・トー監督作品 「文雀」を見てきました。今年の夏ごろ、香港で上映されていた作品です。 香港島で観光客や一般市民をねらった4人のスリ集団…

「8月のランチ」 Mid-August Lunch

[コンペティション]部門 イタリア作品 10月26日上映 コンペ作品のイタリア映画。監督・主演のジャンニ・ディ・グレゴリオさんが来日しました。 8月の祝日の前日、年老いた母親と二人暮らしのジャンニは、管理人の母親と叔母、 さらには医者の母親を一晩預か…

「親密」 Claustrophobia 親密

[コンペティション]部門作品 10月24日上映 コンペ出品の香港作品。これがワールド・プレミアとなるアイビー・ホー初監督長編作品です。 アイビー・ホーといえば、「ラブ・ソング」「ディバージェンス」など、切ない人間模様を 描く脚本家。この「親密」も、…

「愛の十年」 A Decade of Love 十分鐘情

[アジアの風]部門 10月24日上映 中国返還から10年を経た香港。十年の思いを10人の監督が9編の短編で綴ったオムニバス映画。 プロデューサーのウイリアム・タム、オーブリー・ラム監督、出演のスティーブン・チュン、 エンジェル・ホーが来日しました。 それ…

東京国際映画祭初日

東京国際映画祭、始まりました。 今日は上映作を見る予定はなかったのですが、グリーン・カーペット見に行ってきました。 今年は、レッド・カーペットではなく“グリーン・カーペット”です。環境を考慮して ペットボトルをリサイクルしたカーペットだとか。 …

第21回東京国際映画祭

今年も行きます。東京国際映画祭。 先週末、チケット取りに行きましたが、年々取るのが難しくなってきたと思います。 人気のオープニング「レッドクリフ」は、電話予約のみで一回2名様限り。 あきらめてましたが、やっぱり取れませんでした。 最近は、土日の…

「ヒート・ガイズ 傷だらけの男たち」 重案黐孖GUN

2004年香港作品 監督 : ダンテ・ラム 撮影監督 : ウォン・ウィンハン 製作 : チャン・ヒンカイ 出演 : アーロン・クォック、イーソン・チャン、ユミコ・チェン、ダニー・リー 金城武&トニー・レオン主演の「傷だらけの男たち」とは、全然関係ない映画で…

「グリーン・デスティニー」 臥虎蔵龍

2000年 中国・香港・台湾・米国作品 監督:アン・リー 脚本:ジェームス・シェイマス、ツアイ・クォジュン、ワン・ホエリン 制作:アン・リー、ビル・コン、シュー・リーコン 出演:チョウ・ヨンファ、ミッシェル・リー、チャン・ツィイー、チャン・チェン …