こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

弾丸旅 三峡と台北の街で構想を練る

二週間ほど前、弾丸台湾旅に行って来ました。朝5時台の便で8時台着。7年ぶりの台湾は、滞在時間12時間となりました

この数年の状況で、香港や台湾に行くというと、大丈夫?とか緊迫感ある?とか聞かれるようになりました。世界情勢は確かに変化をしており、両地の置かれる状況も変わってしまいました。でも、とくに政治的な行動をしているわけでもないので、何も入出国には問題なく、日本と同様、治安の良い街を朝から夕刻まで動き回って来ました。

桃園空港から、台北駅〜西門町〜鶯歌〜三峡〜山佳と回って、台北駅に戻り、桃園空港より帰国。あまり台北の街は歩き回ったわけではないのですが、既視感か、過去に戻ったか、自分がどこにいるのかと思うことがありました。

 

ここはどこ?台北の地下街。マツキヨやミスド、などなど、日本の店舗が多く進出しています。以前より、台湾の方々には日本の製品が好評ですが、それ以上に日本の企業は、国内市場が縮小していく中で、利益を上げるためには海外進出をせざるを得ないという事情もあるようです。それにしても、こんなに多く日本の店舗が進出しているとはねえ。

 

さて、ここは?西門町入口。渋谷のセンター街と見まごう街ですが、丁度アニメがらみのイベントの準備中で、コスプレの人たちが大勢いました。地下鉄駅内を見ても、アニメやゲーム、ちょっと違和感のある日本名のアイドル(?)などの広告が。台北地下街の企業進出とは違い、日本文化というか(日本人のおばちゃんには馴染みのない)サブカルの進出の場となっていました。

私がここに集まる彼らぐらいの年だったころ、日本の企業進出といえば自動車や電子機器メーカーといったところでした。今や台湾の半導体メーカーが日本に工場を作るぐらいですから、情勢の変化を痛感せざるを得ません。

さて、ここは三峡老街。淡水に流れる3本の川が合流するこの地に客家の人々が定住し、樟脳、染色、布、木材、お茶の交易で栄えた街です。100年程前、日本統治時代に赤煉瓦の街並みが完成したそうです。店の看板に"呉服店”と書いてあります。過去の日本進出の跡がこんな風に残されています。

弾丸が土地の表面をかすめたような旅でしたので、写真もイマイチ撮りきれず。次に台湾に行くときは、もう少し時間をかけて掘り下げて、周りたいと思います。

でも、次の写真の構想のヒントになったかな。都市の物語、撮ります。