「萬世流芳」を観る @東京国立近代フィルムセンター
6月末から9月初めにかけて、京橋にある東京国立近代フィルムセンターにて
逝ける映画人を偲んで 2013-2014という特集をやってます。
その中で、李紅蘭(山口淑子)選集ということで3作品の上映があり
昨日「萬世流芳」の上映を見てきました。
1942年という時代に作られ、当時一世を風靡した李紅蘭の映画。
最近、映画館や試写会にもシニアの方々が増えているとはいえ、
いつも以上に元気な方々でいっぱいでした。みんなとても、フレンドリー。
どうやら、シニアの方々、フィルムセンター常連さんも多いらしい。
確かに、古い映画の上映が多いですから。昔懐かしい映画を劇場で観れる
貴重な機会でありましょう。
中にはもちろん、映画好きの団塊世代またはそれ以降、アジア近代史に
興味がありそうな若者なんかもおりました。それから、中国語を話している
20代後半の若い女性など、以外と幅は広いようでした。
あの、李香蘭の映画を劇場で観れるんですから、見逃せません。
四百数十人収容の会場は、満席でした。
メインストーリーと、彼とアヘンにまつわる人々の話が絡んできます。
李香蘭は、アヘン窟で働く飴売り娘。恋人を阿片から救い出すという
役柄を演じています。
記念映画ということもあり、映画は終始反阿片を謳っております。
それは、反英国ようであり、抗日ともとれる内容です。
共演した映画です。
波瀾万丈の彼女の人生の1ページを、銀幕で見ることができました。
彼女は、何かの力であの場所に生まれ、あのような境遇で、それにふさわしい
才能を生まれたとしか言いようがない。つくづく思うのでありました。
李香蘭 - 賣糖歌