こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「スパイダーマン3」

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最後と言われる3作目、前2作からくる因果が解けるストーリーです。恐れ、怒り、
妬み、嫉妬といった負の感情が、他人を苦しめ自分をも破滅させていきます。相手が
分からなくなるとき、自分も分からなくなる。やっぱり人間の問題の根底は、
コミュニケーションにあるんだとつくづく思ってしまいます。

とはいえ、青春アクション・コミック映画。難しく考える必要はありません。
恋あり、友情あり、家族愛あり。そして怪物の登場と、派手なアクション。
迫力とスピード感たっぷりのCGあり。スパイダーマンと一緒にNYの街を
飛び回る快感はストレス解消にもってこいでしょう。

ピーター・パーカーは、相変わらずぼーっとしたさえない青年として登場しますが、
今回は舞い上がったり、復讐や怒りの念に取り付かれたり、悪の色に染まったりと
いろんな表情をみせます。いずれにしても、七三分けのさえないやつなんですが。
悪ぶって踊ってるピーターは、ただの勘違い男にしかみえません。(~_~;)
やっぱトビー・マグワイヤーは、垢抜けないいい人役向きの役者ですかね。

ハリー・オズボーンのジェームス・フランコには、今後もちょっと冷たい悪い男の
訳をやってほしい。にまっと笑うより、クールでいてね。

MJのキルスティン・ダンストについては、あまりいうことはありません。どうして
2人に愛される女なのかなあ。でも、最後にジャズバーで歌う“I'm through with love."が
切なくてよかったかも。1作目に個人的な思い出があるため、歌にちょっとうるっと
きてしまうのでした。(;_;)