「最後勝利」 Final Victory
2006年に17年ぶりの新作「父子」を撮った、パトリック・タム監督の1987年作品。
脚本は、今や巨匠のウォン・カーワイ。20年前の、空気を感じることのできる作品です。
脚本は、今や巨匠のウォン・カーワイ。20年前の、空気を感じることのできる作品です。
<やくざ者ボウ(ツイ・ハーク)のたよりない舎弟ホンコは、ボウが刑務所に入っている間
二人の愛人の面倒をみるように頼まれる。ギャンブル好きのピンの借金の肩代わりを
するはめになった、もう一人の愛人ミミを日本にまで訪ねて行ったり、二人に振り回される。
ミミは優しいホンコに心惹かれはじめ、ホンコも純粋なミミを愛し始める。>
二人の愛人の面倒をみるように頼まれる。ギャンブル好きのピンの借金の肩代わりを
するはめになった、もう一人の愛人ミミを日本にまで訪ねて行ったり、二人に振り回される。
ミミは優しいホンコに心惹かれはじめ、ホンコも純粋なミミを愛し始める。>
今や、やくざの親分から心優しいおじさんやら怪しいゲイまで、様々な役を演じ分ける
演技派エリック・ツァンですが、以前はこういうちょっと情けない系の男の役が多かった
ようです。さすがに20年前、見た目は若いですが体型はあまり変わりないようです。
ツイ・ハークは、監督としての実績は言うまでもありませんが、俳優としてもなかなか
味がある人です。
演技派エリック・ツァンですが、以前はこういうちょっと情けない系の男の役が多かった
ようです。さすがに20年前、見た目は若いですが体型はあまり変わりないようです。
ツイ・ハークは、監督としての実績は言うまでもありませんが、俳優としてもなかなか
味がある人です。
ミミ役のロレッタ・リー。当時日本では“香港の薬師丸ひろ子”なんて紹介されていたようですが
確かに童顔でかわいい系。この映画で演技を認められたようですが、その後3級片(成人映画)
なんかにも出演して話題になりました。
確かに童顔でかわいい系。この映画で演技を認められたようですが、その後3級片(成人映画)
なんかにも出演して話題になりました。
コメディのようでいて、純愛ものであり、兄弟仁義でもある。おまけにアクションもあり。
いろいろありでつかみどころが難しいですが、乾いた感じの映像とリアルな人間描写は
後の「父子」につながるところがあるような気がします。
いろいろありでつかみどころが難しいですが、乾いた感じの映像とリアルな人間描写は
後の「父子」につながるところがあるような気がします。