2006年 香港作品
監督 : ダニエル・ウー
出演 : ダニエル・ウー、アンドリュー・リェン、テレンス・イン、コンロイ・チャン
今更ながら、見てしまいました。もう7年も前の作品です。
4人の映画スターが、ALIVEという4人組のバンド(?)を結成してデビューを飾るまでを
ドキュメンタリータッチで描いた作品ですが、ただのドキュメンタリーではなく、バンドを通して
そして、有名スターやソングライター、プロデューサーなどのインタビューを交えて
香港エンターテイメント業界の裏側を見せ、おまけにこのバンドがこの映画のために仕組まれた
一大プロジェクトだったという物議をかもした話題作です。
有りがちな契約での問題、メンバーの素行や不和などなどを織り込んで、バンドの命運はいかに
インタビューが入り、業界に対する彼らの本音トークを聞くことができます。
商業主義の業界を痛烈に皮肉り、フェイク・バンドでメディアを丸ごと騙した、画期的なこの作品。
彼ら、ホントに1年半ぐらい活動してたらしい。本当の目的を知っていたのは周辺の10人ぐらい。
映画の中の4人は実名で出てますが、20%ぐらいは彼らの性格から由来したもので、そこに
ダニエルが肉付けをしてったということで、ホントの彼ら自身ではないそうなのでご承知おきを。
あ~、でもコンロイ・チャンがジョシー・ホーの夫であることは事実のようです。映画見るまで
知りませんでした。最後に二人してセルフ・パロディしてるのが笑えます。
第19回東京国際映画祭でも上映された作品です。