こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「ピース!時空を越える想い」


電影《大稻?》-預告

2014年 台湾作品
監督・脚本:イエ・ティエンルン(葉天倫)
出演: ジュー・ガーリャン、ヨウション、ジェン・マンシュー、ソニア・スイ

シネマート六本木が6月閉館ということで、台湾映画と香港映画の特集を
組んでいます。懐かしいのから新作まで様々ありますが、今日は台湾映画の
新作を見てまいりました。

2014年の春節映画のヒット作。自分を見出せず、無為日々を送っていた
大学生が、日本統治時代の1920年代にタイムスリップし、当時の人々や
歴史的事件に関わっていく、コメディ映画です。

タイムスリップの仕組みとか、パラドックスはどうなってるのとか
今時の若い男の子があの時代に行ってちゃんと台湾語でコミュニケーション
できるのとか、いろいろ突っ込みどころはありますが、コメディとしても
爽やかな青春映画としても、後味良しです。

時代だから、当然日本人(警官)は悪者ですがちょっとお間抜け。
実際のところはこんなに手ぬるいものではなかったでしょうねえ。

真人真事の歴史的部分も関わってきますが、映画的には
対日本とかいうことより、台湾人としてのアイデンティティーとか
団結が描かれているようです。この映画といい、ウェイ・ダーションの映画といい
最近は台湾語に重きを置かれた映画が他にもあります。
まさに今この映画を作る、という意味とがあるのでしょう。

台湾人が巻き舌発音できないっていうところなんかは、解りやすいですが
きっともっと台湾語や台湾の歴史背景などなどわかった方が
面白く見れるんだろうな。勉強します。

それにしても、シネマート六本木閉館は残念。またアジア映画を見る機会が
減ってしまいます。