《大茶飯》(Gangster Pay Day) 預告片 11月6日 盛大公映
2014年香港作品
監督:李保樟
出演:アンソニー・ウォン、シャーリン・チョイ、ウォン・ヤウナム
5月末の台湾旅行の際、行きの便で見た香港映画について、ちょっと書きます。
時代についていけなくなった黒社会の組が、傾きかけた茶餐廳に
投資することにになるのですが、組長(アンソニー・ウォン)と
手下の若造(ウォン・ヤウナム)が二人とも茶餐廳を父親から受け継いだ娘
(シャーリン・チョイ)に恋をしてしまうのです。
脇を固める人たちが、呉志雄とか陳惠敏などなど古惑仔等々の
黒社会映画でおなじみの人たちばかりで、この人たちまだ同じような
映画に出てるのかしら、と見る向きもあるかもしれないけど
この映画のタッチからすると、これは自虐的なパロディだろうと思います。
あれほど権勢を誇った大親分たちが、茶餐廳やってるんだからさあ。
新手の組は、荒っぽい不動産投資やら薬物売買で、ガンガン金を儲け
彼らの居場所は狭くなっていきます。その舞台が、香港ならではの茶餐廳。
これも、現在の香港社会の反映なのか。ごっつい組員がが、菠羅包
焼いたり出前したりする姿も健気です。で、最後は警察が出てきて思わぬ結末が。
少年のように無邪気に恋するアンソニーが、頼りになるけど、かわいい
おじさんぷりを発揮。でも、彼女は彼のこと父親のようにおもってる
んじゃないかなあ。残念!
下町のチャキチャキのお姉ちゃんのシャーリンも、チンピラだけど
どこか人の良さそうなヤウナムも適役。
それにしても、最近はJALでもこんな映画がみれるんです。
もろ香港ローカルな内容で、言語はもちろん粤語(広東語)ですよ~。