こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

エリザベスタウン

試写会行ってきました。

なんだか、印象がはっきりしない映画でした。人生最悪の日に父親が死んで、父親の
故郷に行くって話なんですが、父と子がテーマなのか、家族愛がテーマなのか
人生なのか恋愛なのか、絞れない感じなんですよ。主人公は、仕事で大失敗して
自殺まで考えるんですが、そんなふうには見えないし。だいたい、新作の靴がひとつ
失敗したぐらいで、そんなに傾いちゃう大会社なんてありえなーいと思うんだけど。
それから、主人公と出会う女の子は、彼に何を望んでいるのか、なぜ彼の為にそんな
ことするのか、必然性がよくわからない。最後のほうは、主人公と父の遺灰の
ロードムービーになるんですが、彼が父と話したかったことが何なのかも見えにくい。
彼の母親、妹、おじさん、従兄弟などなど、それぞれ魅力的な人物のようなんだけど、
彼らも何だかやってることが自己完結してて、周りとの関わりもみえにくい。

家族や人とのかかわりの話だとは思うんだけどね。たくさん語っている割には
よく見えない映画でした。

ついでに、オーランド・ブルームは、やっぱり被り物がないと、ただのダサ臭いお兄さん。
キルステン・ダンストは、いつみてもどこが魅力的なのか???でありました。