こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

試写会 三年身籠る

今年1本目の試写会、行ってきました。ホラーかと思うような題名ですが、ホンワカドラマ。
唯野未歩子の感性が生かされた作品です。いつものキャラとはかけ離れた、中島知子
すっぴん・のんびり屋ぶりもすばらしい。

3年も身重だなんてありえない話なのに、それでいてなんだか共感してしまうのです。
3年妊娠中の冬子も、父親ぐらい歳の離れた男性を好きになった緑子も、とっても愛しい。

女の子が大人の女性になるのには、難しいハードルがあります。女性が母になるのも、
また違うハードルがあります。ひとつづつ時間をかけて克服して、大人になっていくんですねえ。

男の人には、彼女らの気持ちはなんだかよく判らないかもしれません。塩見三省さんが
おっしゃっていました。“(多くの)映画は男の人が作っているから、女の人って
男性をそんなふうにみているんだなあと思った。”そんな風に見れたら、面白いかもしれません。

緑子いわく、“男って、ばっかみたい”。冬子いわく、“彼女と徹君の関係は
いつかは終わってしまうけど、私と子供は永遠に繋がっているの”。
男性は、肝に銘じてみてください。