こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「イル・マーレ」

キアヌ・リーブとサンドラ・ブロック舞台挨拶付きの試写会に行ってきました。
司会はいつもの襟川クロさん、そして通訳はいつもの戸田さん。通訳の必要が
無いぐらいの短い会見で、2人とも風のように去っていきました。生キアヌの余韻に
浸ることもなく、生アンディの時のような実感もないままあっという間に映画が
はじまってしまいました。(ーー;)

さて、映画はご存知韓国映画「イル・マーレ」のリメイク。話の本筋はほぼ同じですが
細かいディーテイルはアメリカ風にアレンジされていました。アレックス(キアヌ)は
建築家でお父さんは超有名な建築家。韓国版より、父や家庭の関係がより描かれています。
ケイト(サンドラ)は、ERにお勤めの若手のお医者さん。こちらのほうも、生活感のある
現実的な感じになってます。韓国版では2人は違う時だけど、同じ家に住んでいることに
なってますが、こちらはケイトはなぜかもうその家を出ていることになってます。その他
諸々、ネタバレになるのでここまでにしますが、韓国版の持つファンタジックな雰囲気を
損ねてしまったような気がします。

清潔感あふれるイ・ジョンジェと、(“猟奇的な彼女”前の)清楚なチョン・ジヒョン
若い2人に比べたら、キアヌとサンドラが何だかなまなましくって。前から3番目の席の
一番左から見上げたもんだから、よけいかもしれませんが。韓国版の情緒を求めて
見ると、がっかりするかも。最後なんて、サンドラ“きたわよ、きたわよっ”って
顔してるんだもん。泣きじゃくるジヒョンの後ろに、そっと立ってるイ・ジョンジェ
ほうが、アジア人の感性にはあっているのかも。