こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「エンプレス - 運命の戦い」 江山美人

2008年 中国・香港作品
監督・武術指導:チン・シウトン
出演:ケリー・チャンドニー・イェンレオン・ライ


この映画は時代劇ではありますが、三国志のような歴史を基にしたものではなく、あくまでフィクション。武侠アクション&恋愛物といったところです。

時は戦国時代。燕国国王亡き後唯一の血縁である王女飛児(ケリー・チャン)は将軍雪虎(ドニー・イェン)に支えられ国王の座に着きますが、元国王の甥が自ら国王の座に着くべく画策をします。ある日、刺客の毒矢に打たれた飛児は、森の奥深くに一人で暮らす男蘭泉(レオン・ライ)に助けられます。女王としての責任と、一人の女としての幸せの間で、揺れ動く飛児。運命の波に呑み込まれていきます。

さすが、チン・シウトン監督作品。アクションは見ものです。ケリー・チャンは、剣術、棒術、格闘技、乗馬をこなしてます。もちろん、超危ないところはスタントさんがやるのだとは思いますが、それにしてもよくやるなあ。打たれ、投げられ、切られる王女。でも彼女、この撮影で落馬し骨折。それで、日本で出演が予定されていたミュージカル、「トゥーランドッド」に出ることが出来なくなったんですよね。女優さんが重そうな鎧を着けて、アクションをこなす。なんと過酷な仕事でしょう。

レオン・ライは過去を背負った元戦士。とはいえ、今は森の奥で一人暮らす、人のよさそうな男。レオンは相変わらず純朴系がよく似合います。

ドニー・イェンついては、さすが武術家、いつ見てもアクションがカッコいいことに間違いないんですが、どうも私はこの方の演技がどうも…。何やっても同じように暗くナルシスティックに見えるんだけど。なんでかなあ。