こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「KANO 1931海の向こうの甲子園」

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2014年 台湾作品
プロデューサー:ウェイ・ダーション、ジミー・ファン
脚本:ウェイ・ダーション、チェン・チャウェイ
監督:マー・ジーシャン
出演:永瀬正敏、坂井真紀、大沢たかお伊川東吾
   ツァオ・ヨウニン、チャン・ホンイー、チェン・ジンホン、
   ジョン・ヤンチェン、シェ・ジュンチャン、シェ・ジュンジエ

やっとKANO見てきました。3時間を超える長編で、上映時間も上映館も
限られているため、何かの合間にとか会社帰りにというのにはちょっと難しい。

このところ、メディアでも随分とりあげられていたこともあってか
先週土曜の映画の日は、予約は満席でした。

今日の角川シネマ有楽町、日曜午前中も午後の回もはほぼ満席でした。
主題のためか、結構年配の方多し。

さて、その主題。日本統治下の台湾。嘉義農林が、台湾代表として甲子園に
出場し準優勝したという歴史的事実を描いた映画です。

弱小チームを日本人、台湾原住民、漢人の特徴を生かしながら、厳しく、
時にはおおらかに育てていく近藤監督。それに答える球児たちの姿が清々しい。

プロデューサーの、ウェイ・ダーション60年前のラブレターを
めぐる台湾人と日本人の出会いを描いた「海角7号」、
台湾原住民に対する抑圧と抗日運動を描いた「セディック・バレ」と
日台の歴史の明暗を描いています。

映画でも描かれている、八田與一が監督指導した大土木工事嘉南大?が
完成したのが1930年。嘉義農林が甲子園に行ったのが1931年。
「セディック・バレ」で描かれた霧社事件それほど変わらない時期の
出来事です。どれも、同じ日本人がしたことの結果なのです。

日本人として、過去に知るべきこと、学ぶべきことはたくさんあります。