十年 最佳電影
昨年末香港で大ヒットした、「十年」が香港映画金像奬の
最佳電影(最優秀作品賞)を受賞しました。
2015年の香港社会をテーマにした5本の短編オムニバス作品。
広東語が次第に通じなくなり、若者の独立運動は封じられ、治安強化、
陰謀など、暗澹たる未来が描かれているようです。
12月の上映当初は、1館のみでの上映でしたが
現実味のある内容に大ヒット。今月1日には公共施設などでの
無料上映があったそうです。
日本では、3月の大阪アジアン映画祭で2回上映がありました。
しかし、中国本土では授賞式の中継を見送り。
私たちは、十年後の香港、その姿を見届ける事ができるのか。
少なくともこの映画のを評価し、作品賞を授賞するという
香港映画界と社会のの状況には、希望が見出せるのではないでしょうか。