原題「無極」ですが、なんでこんな消費者金融みたいな邦題つけたんだろうね。
英語だと"The Promise"で、その"The"に深い意味があるというのがよくわかるんですが、
カタカナでプロミスって書くとねえ...
さて、お話は結構笑っちゃう、白髪三千丈、因果はめぐる、中国らしい
劇画ちっくなお話。なんだか、いじわるな女神様が、貧しい女の子捕まえて
欲しいものを手に入れさせてあげる代わりに、本当の愛だけは手に入らないっていう
約束しちゃう。おかげで巻き込まれた３人の男ともども不幸になっちゃうのでした。
真田広之の中国語は、ちゃんと聞こえました。チャン・ドンゴンも巻き舌足りないけど
判る中国語でした。でも、セシリア・チャンは絶対吹き替えだと思う。大陸のバラエティー
番組なんか出てるから、普通話話せないわけじゃないと思うけど、やっぱりあの
アヒル声が嫌われたのかなあなんて思ってしまいました。
ニコラス・ツェーの、本人を彷彿とさせるナルちゃんなお坊ちゃまぶりがすごい。
あんなことがトラウマになって傾城ちゃんを追い回していたなんて、大笑い。
それにしても、チェン・カイコーもお金があればこういう映画作りたいのねと
思いました。私は個人的には前作「北京バイオリン」のほうが、好きでした。
「始皇帝暗殺」もそうだったけど、大掛かりな大作より、ドラマでみせてほしいな。
