こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「エクスマキナ」 Applesead Saga Exmachina

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<大戦後の近未来の地球。人間とサイボーグ、人間の遺伝子から作られたバイオロイドが共存している。中立都市オリュンポスの特殊部隊隊員デュナンとプリアレオスは、対戦をくぐり抜けた公私共に息の合ったパートナー。デュナンをかばってプリアレオスが重症を負い意識不明に陥っている間、デュナンの新しいパートナーとしてやってきたのは、サイボーグになる前のプリアレオスと同じ遺伝子を持つテレウスだった。地球規模で衛星ネットワークを統合するための国際会議直前、オリュンポスを中心に謎のテロが相次いで発生する。>

攻殻機動隊」の士郎正宗原作、荒牧伸志監督の「アップル・シード」。今回は加えてプロデュースにジョン・ウー、デュナンのコスチューム・デザインにミウッチャ・プラダ、音楽監修に細野晴臣という異能の方々が集結してます。確かに、聖堂での銃撃戦やら、鳩が飛ぶやら、銃&バイクのアクションやら、格闘技シーンやら、ジョン・ウー色がちらほらと見えますね。何でも、前作をテレンス・チャンと一緒に試写会で見て、感動したのが今回のプロジェクトの始まりだったらしいです。HASYMOの音楽も、心地よい。

次世代映像HDアニメということで話題を集めている映画。今更こんなこというのもなんですが、昔のセル画のアニメを見て育った我々世代には、夢のような映像です。立体感とか奥行き感とか、スムーズな動き、物の質感など、目を見張ります。

ここまでやるんだったら実写でやれば、なんていう意見も聞こえましたが、実写でやったら別物になってしまいますよね。まずは、本気でやるならスターウォーズ並の予算が必要でしょ。

それからなんといっても、キャラクター。生身の俳優がやるとその俳優独自の正確とか外見にキャラが左右されてしまいます。たとえばデュナンのような強くて純なキャラに思い入れるためには、特定の生身の色は欲しくないっていう気がするのです。これって、ヴァーチャルにあこがれるオタクの心理かなあ。薄っぺらい感じがする人間描写になりがちなアニメキャラですが、その分受け手の夢想が果てしなく広がる余地がある気がします。動画ではあるけど、絵画的。プリアコス&テレウス、いい男。むふふ(夢想)。

http://www.exmachina.jp