こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「ボーン・アルティメイタム」 The Bourne Ultimatum

“ボーン”シリーズ、三作目。これで終わるのかはなんともいえませんが、とりあえず
ジェイソン・ボーンの記憶が戻り、陰謀の内幕が暴かれます。でも、陰謀の内容よりは
暗殺者として鍛え上げられた肉体と頭脳を駆使して、追いかけるCIAや暗殺者たちを
かわしながら秘密に近づいていく過程のほうが見ものといっていいでしょう。脚本が
よく出来ているということですね。

何があっても解決策を見つけ、どんなアクシデントでも死なないジェイソン・ボーンは、
二代目“ジョン・マクレーン”ともいうべきダイ・ハードな奴。でも、ボーンシリーズには
遊びの要素は全くありません。最初から最後までほとんど緊張の中。終わったら、首がこり
まくってました。

カーチェースやら走りまくって逃げるシーンはスピード間たっぷり。短い間で
ヨーロッパ-アフリカ-アメリカを一気に駆け巡り、日本人もよく知っているような
場所での大掛かりなロケは、忙しいけどお得なパッケージツアーに乗っかっている
ような気にもなります。

ボーンの心理状況を反映してか、静止場面でもハンド・カメラ多用の揺れる画面や
フラッシュバックが多用されます。会社帰りの疲れた目にはちょっとクラクラきましたが。(~_~;)

マット・デイモンはますますごつくなってきて、ごつい人たちの格闘シーンは
重くてほんとに痛そう。アジア人のアクションシーンとは、またちょっと質が違いますね。

これで終わりにしてもよし、続きを作ってもよし、の終わりにしている感じがします。
ちょっと引っ張りすぎ??