こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「七福星」 夏日福星

イメージ 1

1985年 香港作品  監督:サモ・ハン・キンポー  
製作:レイナードー・ホー、エリック・ツァン  脚本:バリー・ウォン
出演:ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポー
   J・シャム、倉田保昭、シベール・フー、ロザムンド・クワン、
   アンディ・ラウエリック・ツァン、ビリー・ロウ

香港映画フアンといいながら、’70-‘80年代の香港映画についてはOn-Timeで見たものが殆ど無いので、これから猛勉強させていただきたいと思います。

「五福星」、「大福星」に続くサモ・ハン・キンポー監督、シリーズ第三作である作品ですが、実は前作をどちらも見ずに初めてこの作品を見てしまいました。おかげで、このオバカ5人組は何者か、女刑事となにがあったのか等等、さっぱり分からずに見てしまいました。前作で、日本のヤクザをやっつけたご褒美で、パタヤ旅行にやってきた5人組。暗殺グループを追う特捜刑事たちは、命を狙われる女優志願の女を5人組のところで隠すことを思いつく、というところがこの映画の始まりです。

ちょっと下品ではありますが、テンポのよいナンセンス・ギャグやクオリティの高いアクションは、今見ても楽しめます。豪華キャストにも関わらず、皆とっても若くって、体は張ってますけど、心は肩肘張らずにやってる感じ。

若きジャッキー、ユン・ピョウ、サモ・ハンの切れがいいのは当然として、ロザムンド・クワンの、お人形のような大きな目につるんとしたお肌が、怖いくらいに今もなお変わらないのは何故?でも、競争激しい香港映画界の、売り出し中の若手女優。5人組のお下品ないたずらに、あられもない姿も見せています。今こんなことやったら、女性差別とかセクハラになっちゃうんじゃないの???

今や黒社会大親分の役などをこなすエリック・ツアンは、一言多いが気の弱いいじめられ役。マジにそう見えます。パタヤビーチのくだりでは、サンドラ・ンの姿も見えます。この女優さん、コメディ女優ではありますが、今は役も演技も多彩で昔より綺麗ですよね。マッチみたいな髪型をした、’80 Boyのピチピチお肌アンディ・ラウも拝めます。倉田保昭のアクションの切れもすばらしいですねー。G-menでは渋めの役どころでしたが、香港映画での演技には笑いの要素も感じられます。

昔は興味なかった武闘系アクションですが、自分が武術を始めてから、見方が変わって面白くなりました。昔、同級生の男の子たちが夢中になってたのが、今になってわかります。おまけにこんなオバカギャグまですんなり受け入れるようになり、歳をとるほどに人間の幅が広がり、柔軟になっていくような気がする今日この頃ごろです。