こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「カンフーパンダ」 Kung Fu Panda

ドリーム・ワークスが中国を主題に作ったアニメ。中国四川省ではある芸術家が
内容不適切とかで上映禁止を求めたといいますが、結局上映再開。確かに面白おかしい
コメディー作品ではありますが、“中国の国宝を盗んでいる”とか“冒涜している”
というような内容ではないと思います。監督のジョン・スティーブンソンは、ちゃんと
中国文化を勉強した人みたいです。私も日本人なので本格的なことは言えませんが、
画像的には変な違和感はなかったと思いますよ。

カンフー的には、「虎拳」「蛇拳」「猴拳」「鶴拳」「蟷螂拳」「豹拳」といった
おなじみの拳に合わせたキャラクター設定になっており、アニメーター達は
実際に太極拳とかカンフーのクラスに通ったとか。また、ところどころに
カンフー映画に対するオマージュと思わせるところがちりばめられています。

四川の大地震シャロン・ストーン発言もあり、ちょっと微妙なタイミングだったのかも
しれません。

難しいことより、子供に戻って純粋に楽しめばいいのではないでしょうか。
試写会上映時前の席に、小学生低学年と思われる子供が3人座ってたんです。
字幕版だったしはじめはちょっと観念的な会話も多くて、子供だいじょうぶかなー
って思っていたんですよ。でも、キャラクターたちの動きが多くなってくるにつれ
子供達はノリノリ。最後の戦いのあたりで女の子が“おかあさん、この映画おもしろーい”と
素直な感想をもらし、最後のエンドロールでは男の子二人が立ち上がって、カンフー
パンダになりきって闘ってましたあ。

最近のアニメがすごいなあって思うのは、動きだけでなく質感。ウーグェイ導師の
お肌のたるみ具合とか、パンダのホーのお腹のタプタプ具合とか、思わず触ってみたく
なる感じです。

英語版では、ジャック・ブラックダスティン・ホフマンアンジェリーナ・ジョリー
ジャッキー・チェンなどの、超豪華メンバーが話題になっていますが、香港版では
ジャッキー・チェンとジェイシー・チェンの父子共演が話題になってます。パンダのホーを
イーソン・チャンが、カマキリをサム・リーが吹き替えているそうです。広東語版見たいなあ。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/J/Jyujai/20010101/20010101000220.jpg