こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「ウォーリー」 WALL-E

イメージ 1

ディズニー映画にはそんなに興味があるわけではありませんが、Pixer作品はついつい見てしまいます。キャラクターが本当によくできてるから。元々、オコチャマ向けの夢のある、他愛の無いストーリが好きなだけなんだけど。

今回の主人公WALL-Eは、ごみ処理ロボット。環境破壊で人類が地球を見捨てて旅に立ってから700年。誰もいない地球で、せっせと毎日ごみ処理を続けています。趣味は、ごみからガラクタを集めること。仕事の後は、ビデオでミュージカルを見るのが楽しみ。お友達は、厳しい環境に生き残ったゴキちゃん。そんな彼の夢は、誰かと手を繋ぐこと。ある日空から宇宙船がやってきます。船から下りたのは、真っ白でピカピカのロボット“EVE”でした。

どうしてロボットが感情を手に入れたかはわかりませんが、機械のはずのWALL-Eは表情豊か。嬉しかったり、楽しかったり、切なかったり。とっても可愛いやつなんです。毎日ホコリにまみれながら、自分の手で仕事をします。壊れた自分を自分で治し、夜お家に帰ってほっと一息なんていう表情も。それに比べると、管理された宇宙船で生きている人類たちは、与えられたものの中で自分たちでは何もせず、歩くことすらしないので皆メタボ。何だか警告にも取れますが、難しいことは考える必要はないでしょう。

悪意とは無縁の、夢と友情のストーリー。台詞が多くないので、字幕も少ない。字幕版上映の試写会だったので、来ていた小さいお子ちゃまたちはどうかなと思いましたが、声を出して笑っていました。でも、ウォーリーが大好きな歌や場面場面のBGMの歌詞は訳して欲しかったなあ。美しい愛の歌に、ウォーリーのせつなさや喜びがもっと伝わって映画に深みがでるのに、と思いました。