こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」 SHINE A LIGHT

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今さらこんなことをいうのは何ですが、やっぱりストーンズはライブバンドですね。
映画見たのに、ホントにライブ見てたかのような臨場感。とっても得した気分になれました。

私、20年ほど前にミック・ジャガーのソロライブを東京ドームで見ていますが、
ストーンズとしてのライブは見たことはありません。でも、映像で見るミックの動きは
20年前と遜色ありませんでした。

これも、今さらいうまでもありませんが、平均年齢64歳のバンドです。みんなお顔はシワシワ
ですが、ミックのお腹はたるみもみせず少年のような細い腰回りは相変わらず。キース・リチャーズ
だいじょぶかって思いましたが、“海賊”のまんま。最初から最後まで自分が歌うとき以外は煙草を
手放しません。見た目はヌボっとしたおじさんくさいチャーリー・ワッツも、ドラムたたいてる
時は別人です。他の3人より若いと思われるロン・ウッドは、若造に見えます。

選曲も、マーチン・スコセッシの演出もさすがですが、何といってもあの劇場。ニューヨークの
ビーコンシアターという、2500人ぐらいの収容の劇場です。もともと映画館として建てられた
所だそうですが、音質の良さに今はライブの殿堂となっているとか。スタジアムなんかと違い、
観客との一体感があって絶妙です。こんなところで、かぶりつきで見てみたい...。

それにしても、彼らが“ローリング・ストーンズ”としてこんなに長く存在し続けられる理由って
何なんでしょうか。いくら才能があっても、自分に溺れていく人が多いのに。今では世界有数の
金持ちであるだろう彼ら。何にもしなくったていいわけじゃないですか。それでも“ローリング・
ストーンズ”であり続ける彼ら。この映画を見ると、少し解るような気がします。