「エグザイル/絆」 放・逐
監督：ジョニー・トー
出演：アンソニー・ウォン、フランシス・ン、ロイ・チョン、ラム・シュ、ニック・チョン、ジョシー・ホー、サイモン・ヤム、ラム・カートン
映画祭、試写会に続き、劇場でも見てきました。三回目。何度見ても、面白い映画です。
映画祭のインタビューでジョニー・トー監督は、「エレクション（黒社会）」2部作の後で
消耗した後、気楽に楽しんで取りたかったというようなことを言っていました。
確かに、重苦しい暴力と裏切りの映画の後。プレッシャーから解放されて好きなことを
やったという感じがます。その中には、監督の美学と映画へのオマージューがたくさん
込められています。
好きなことを、脚本なしで自然にまかせて撮ったとにもかかわらず、計算された映像映像と、
監督の意図を読み取った俳優さんたちの職人技演技には脱帽です。
それにしても、子供みたいだけど、ロマンチストでかっこいいオヤジ達。現実的では
ないけれど、なんだかうらやましい男たちでした。
