こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

Music in the Bottles

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旅中で出会った音は、忘れ難い思い出になりますね。
 
帰国前の土曜の午前中だったか、ヘルシンキの繁華街、アレクサンテリア通りで
柔らかい音色を耳にしました。
 
私が知っているフィンランドの音楽といえば、シベリウスレニングラード
カウボーイズぐらい。店も街中もTVも割と静かなことが多くって、ここまで
これという耳に残った音楽はなかったのですが、このストリートミュージックは
いかにもフィンランドらしいかなと思える音。
 
水の入った、大小色も様々なボトルを叩いた音。冷たい空気の中に
なんともほっこり癒される音。
 
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丁度、ウィリアムテル序曲の早いところを、叩き始めました。
お愛想っぽいところはひとつもない方ですが、やわらかくて
小気味の良いリズムをひたすら刻んでおりました。
 
ヘルシンキの人達は、じっと黙って遠巻きに見ているだけのようですが、
しっかりと最後まで聞いていました。
 
どうやらこの方Fedor Grigorevという、ロシア人の方のようで
年間100日以上をヘルシンキのこの繁華街で活動しているらしいです。
 
 
ボトルの音とともに、街の空気やトラムの音を思い出すことになりそうです。