こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

「ボヘミアンラプソディー」Bohemian Rhapsody

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2018年
脚本:アンソニー・マクカーテン
製作:グラハム・キング、ジム・ビーチ
出演:ラミ・マレック、ルーシー・ポイントン、グィリム・リー
   ベン・ハーディ、ジョー・マッゼロ

11月24日は、フレディ・マーキュリーの命日でした。
1991年11月23日、フレディがエイズに感染していることが発表され
翌24日、訃報が世界中に届きました。あの時のことは忘れられません。

フレディ亡き後、様々な暴露本などが出て誤解を呼ぶことが
多かったにもかかわらず、クィーンの曲は、まさに時代を超えて残ってきました。

映画自体は、Live Aidへの出演を前後に、クィーンの創成期から
レコード会社やマネージャーとの関わり、名曲の誕生秘話を
挟みながら、フレディ・マーキュリーの孤独や愛情、メンバーとの
友情が時系列に語られています。

時代的・エピソード的にはツッコミどころは多々ありますが。
フレディと彼に関わる話も映画的にスッキリ、シンプルになっており
彼について真っ当に描かれていると思いました。

彼と長きにわたって関係を結んだメアリー、彼の最後の恋人
ジム・ハットンについても、正当に評価されたのではないでしょうか。

イギリス領ザンジバル生まれのインド系ペルシャ人。ゾロアスター教の家族。
子供の頃寄宿学校でイギリス式教育を受け、故郷ザンジバルは革命が起き
イギリスにやってくる。どこにいても、マイノリティで自分の居場所を
見つけられない。どこに行っても、パキと言われて差別を受ける。
加えて、ゲイであるということが、当時の社会でどれだけ
受け入れられ難いものだったか、想像を絶するものがあります。

でも、彼は自分を表現する技を身につけ、こういうものになりたい、
という夢を実現した。それが、フレディ・マーキュリー

最初はちょっとやりすぎじゃないって思ったけど、途中から、
俳優さんたちが本当の、フレディ、ブライアン、ロジャー、ジョンに見えてくる。

そして、あの時代の熱気、Live Aidの迫力、圧巻です。
本当に、彼はレジェンドになったのです。

Queenを知っている世代の人も、Queenのメンバーの名前も知らない
世代の人も、ぜひ、見て欲しい!

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おまけ。

7枚めのアルバム、JAZZをリリースした後の1979年4月武道館公演の
チケットです。まだ、こんなの持ってたんですよ~。

私自身クィーンを一番聞いていたのは、1970年代。クィーンと日本の蜜月時代。
クィーンの最初のアルバムはイギリスで酷評されたにもかかわらず、
日本のファンはいち早く彼らに注目しており、クィーン自身も日本には
特別な思いがあったと思います。これも、時代の一幕。