こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

広東語 今日の一言 113 一頭霧水

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一頭霧水 yat1tau4mou1seui2 --- わけがわからないこと、ちんぷんかんぷん、

昨日、発音・声調の違いによる言い間違いの例をいくつか学びました。
 
たとえば、この違い。
 
1) daam1sam1 / taam1sam1
 
2) sik6 yat1daam6 / sek3 yat1daam6
 
3) leng3jai2 / leng1jai2
 
<答え>
 
1) 擔心(心配する) / 貪心(強欲)
 
  声調は同じ第一声ですが、日本人の苦手な無気音・有気音の違いでこれだけ違うものになってしまいます。
  これは、言い間違ったら相手に誤解を与えかねませんねえ。
 
2) 食一啖 (一口食べる) / 錫一啖 (ちょっとキスする)
 
  これは、第一声と第六声の違いのほかに、sik1"セック”という短い母音とsek6“セェック”というちょっと長い
  母音の違いがありますが、ちょっとトリッキー。言いづらいし、聞き取りにくいのです。
 
    俾我食一啖(私に一口食べさせて)
 
  というところに
 
    俾我錫一啖(私にちょっとキスして)
 
  なんて言ったら、大変なことになります。
 
3) これは、どちらも文字では靚仔と書きますが、靚が第三声なら“イケメン”、第一声なら“ガキ”とか“若造”と
  いうことになってしまいます。
 
香港人と広東語でお話をしていて、“一頭霧水”な顔をされたら、きっとこんな言い間違いをしているに
違いありません。あー、恥ずかしー。けど難しー。
 
ためになる授業でございました。