鏞記酒家
最近こんな本が出版されたの、ご存知でしょうか。
お店の歴史から、さまざまなメニューの写真、広東料理の食文化までがふんだんに紹介されています。
見てるだけでよだれが出そうな、幸せな一冊。一件のレストランが、まるまる本一冊で紹介されるとは
なんとも素晴らしいことだと思います。広東料理の奥深さを、教えてくれる一冊でしょう。
写真と文章を書いた菊池和男さんは、香港がらみのグルメ本ではよく名前を拝見する方ですが、
匂いがしそうな写真を撮る方ですね。
さて、私自身は1998年4月に一度、友人とこちらに行っております。下は当時の写真。今もそんなに
変わっていないと思います。
当然、ローストダックを食べようと意気込んで行ったのですが、服務員のおねーさんに“ないのよ~。
今は出せないのよ~”と言われてしまいました。そうです。この年中国では鳥インフルエンザが大流行して
買うことができます。“空飛ぶピータン”と呼ばれているとか。
しかし、以後どういうわけか、一度もこちらのお店に足を踏み入れておりません。でも、この本にすっかり
刺激されまして、是非是非、次回は行くぞっと心に誓ったのでございました。