日本人観光客にはあまりなじみがないかもしれませんが、中港城は、尖沙咀広東道沿いにある商業施設。
中国・マカオからのフェリーターミナルに、ショッピングモール、レストラン、ホテル(ロイヤルパシフィック)等が
あり、中国からの旅行者の玄関口のひとつであるともいえます。毎日たくさんの中国からの旅行客が出入り
していました。
中港城内のショッピングモールには、G2000やEspritなど洋服、優の良品(食品)、SaSaやらWatson'sなどの
化粧品や雑貨など、香港で見かけるお店が一通りそろっています。お土産買うには便利です。中でも、
服飾関係の店は、Outlet形態のショップが多く、品ぞろえもいかにも大陸からの観光客をターゲットにしている
様子。
レストランは、香港・中国・日本・アジア各国や洋食、カフェ、ファーストフードなど各種あり、朝も早くから
やっているので手軽で便利です。こちらも、フェリーでやってくる中国からの観光客がターゲットらしく、
朝早くから団体さんとおぼしき人達がたくさん食事していました。
ちょっとびっくりしたのは、レストランのテーブルに、中国国内で見たような、風にふわっとするような
超薄の塩化ビニール系のシートがかかっている場所があったこと。中国で団体さんを扱うような
レストランなどでは見た光景ですが、香港で見たのは初めてでした。朝早く、ががっと食べて出発して
いった団体さんがいたのか、食べ終わった後の食器がまだしばらくそのまま残って、シートだけが
頼りなくふわふわしておりました。そこだけはいつもの香港とは違う空気が流れているかのようでした。
とはいえ、ここのフードコートには車仔麺だの、粥麺、海南鶏飯、越南麺、許留山などなどいろいろ揃ってるし
いるし、他のフロアにはコンビニや大家楽のようなファーストフード、パシフィックコーヒーにスタバまで、
ちょちょっと朝食や夜食・おやつに便利なところです。
朝食に、フードコートの麥ガン[不の下に大]雲呑麺世家へ。佐敦にもある有名店で、あのミシュランにも載った
そうです。
友達はお粥に油條が欲しかったのですが、実はここのお店には無かったのです。
お店のおばちゃんは、“モウ、モウ(ないよ、ないよ)”といいながら、“あっちならあるよ”と向かいのお店を
指差しました。無愛想だけど、意外と親切なおばちゃんでした。
さっそく向かいのお店で油條を購入。お店のおねーさん、オーダーしたらサッと揚げてくれたので
アツアツの油條を一緒に楽しむことができました。