こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

プラナガンの世界2 ニョニャウエア

今朝、TV番組“食彩の王国”のシンガポール特集を見ていたら、プラナガンの母から娘に伝える
プラナガンの料理を紹介していました。手の込んだ、そして他では見たことのないような、手料理の数々。
それらの料理が盛り付けられていたのは、正にプラナガンの陶磁器、ニョニャウエアでした。
 
 
さて、ここは、シンガポールのプラナガン博物館。プラナガンの生活文化には、女性が
喜びそうな色鮮やかで美しいものがいっぱいあります。
 
 
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ニョニャウェアは、中華風のモチーフを用いながら、中国の伝統にはないパステル調のピンクやブルーを
多用した陶器です。19世紀景徳鎮でプラナガン向けに作られ輸出されたものは、今はアンティークとして
クリスティーズなどでも高値で取引されているようです。
 
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こういった色鮮やかな陶器は、おもにお祝いの席で用いられました。日本で好まれるような白地にブルーの
陶器は、お葬式や喪中の時に使われたんだそうです。
 
イメージ 3蓋と取っ手付きのカムチュンと呼ばれる大きめの器。湯ざましやスープを入れた
ようですが、ふたの上にちょこっと乗った獅子がかわいらしい!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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高価なアンティーク物は手が出ませんが、レプリカものを母やお友達のお土産に、ミュージアムのショップで購入。
 
石鹸置きは、ポプリなんか入れてもいいわよ~というのが、ショップのお姉さまのお薦め。
 
カムチュンのミニチュアは、シュガーポットになりそうです。
 
 
 
 
 
さて、TVで家庭料理を紹介していたBebeさん。番組内ではプラナガンの4代続くファミリーと
紹介されていましたが、カトン地区にある「ルマ・ベベ」というプラナガンショップを経営しています。
ビーズサンダルやプラナガンの女性の正装サロン・クバヤから伝統的なお菓子など、入ったら
手ぶらでで帰れないこと間違いなし、の素敵なお店です。シンガポールのカトン地区のお話は
また後ほど。