こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

日本人學廣東話


RTHK 鏗鏘集 廣東話 2014-3-23

10年ぐらい前、仕事のからみで取引先の社長とお話をさせていただいた時に
広東語を習っているという話をしたところ、”なんで広東語なの。
これから消えてしまう言語かもしれないのに。”と言われたことがあります。
その方は、悪意はなくて逆に面白がってくれていたのですが、
私は、それでも世界中に広東語をしゃべる人が1億人ぐらいいるわけだから
なくなるわけないじゃないと思っていました。

でも、それは現実のこととなりつつあるのかもしれません。
香港の学校では、普通話で中文を教えることが主流になり
広東語独自の言葉が失われ、若い人たちが話す言葉が街で通じなく
なりつつあるのだそうです。

以前雲南省に旅行に行った時、広州の20~30歳代のグループの人たちと
一緒になったことがありました。その時彼らは完璧に二つの言語を
使い分けていました。どっちの発音も完璧だったことを覚えていますが
広東省では、もうすでに子供たちは広東語を理解できなくなっているようです。

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最近買った本の一冊。「香港・街歩きの広東語」。
これ、香港の風景写真や短いコラムを織り交ぜながら、香港迷にとっては
なかなか実用的です。八達通の払い戻しする時のフレーズなど、
かゆいところに手が届いています。

この本が、役に立たなくなる日がくるのでしょうか。それとも逆に
香港の人たちが利用するとか!?

言語は文化であり、独自性を表すものの一つであると思います。
そういう物が失われていくのは、悲しい。

なぜ日本人である私が広東語を学ぶか。それはただ、香港に行って
より香港を知る機会を増やしたいがためであり(美味しい物にであうとかf^_^;))
より文化を理解するためであるのですが(香港映画を楽しく見るとかf^_^;))
そんな軽いノリではありますが、今後も広東語を学び支持して
いきたいと思います。