開平訪問記1
遅くなりました。8月の開平訪問の記録です。
この街出身の華僑や香港・マカオ住民は75万人を数えるそうです。
故郷に戻った華僑が競うように作ったのが、碉樓と呼ばれる
東洋風とも西洋風ともつかない、この不思議な建物です。
社会的な混乱があった19世紀末から20世紀初頭が、最盛期でした。
この楼閣群、映画の撮影に使われることも多くて、「グランドマスター」にも
登場します。
以前から行って見たかったんですが、広州からでも意外と遠く
短い滞在でどうやっていこうかと思ってたのです。
数年前に某現地発着ツアー手配会社に問い合わせを入れた所
その時は他に希望者がなくて、結局行けずじまい。
で、今年はネットで検索したところ、STW Resort & Weddingという
旅行会社を発見。香港支店の石井清史さんに、香港からの開平行きの
日帰りツアーを催行していただきました。
開平の楼閣群は自体は世界遺産とはいえ、ずいぶんのんびりとした感じでした。
見学ができる大きな建物の中は、ひっそりとしています。
その建物の周りは、いまでも農民の人たちの生活が続いています。
観光地としては、まだまだ洗練されていない感じでしたが
今やディズニーランドと化しているようなところと比べたら
とっても素敵。
年に一度は、今まで行ったことのない土地に足を踏み入れることを
自分に課しています。
でも、今年に入っていろんなことで忙しく、以前のように自分で
調べる時間も自力でたどり着く気力もなく、
かといって、人手に頼って旅する自分に対する罪悪感を感じていました。
結果的にはすごくよかったと思います。やはり、地元や国の事情をよく
知る方と一緒に行けることは、貴重な体験になりますね。