こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

ディバージェンス 三岔口

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六本木に新しくできたアジア映画専門館、六本木シネマートに行ってきました。アジア映画で4スクリーン上映していますが、今のところ韓国映画多しという感じでしょうか。でも、香港映画もこれからちょこちょこやってくれるみたいなので、楽しみにしてます。20~30代の女性が吸い込まれるように入っていくという話でしたが、ウィークデーの昼過ぎなんていう時間帯のせいか妙に人が少なく、結局「ディバージェンス」13:20の回の観客は私1人という有様でした。

さて、映画の話。立場も状況も違う3人の男が一つの事件に絡み合っていく話です。男たちはそれぞれ人には言えない苦悩を抱えています。ダニエル・ウーの、ちょっと冷たい切れ気味な役どころと、イーキン・チェンのクールなエリート役は、お決まりにはまっていると思います。びっくりしたのは、アーロン・クォック。恋人が失踪して10年になる刑事役ですが、この10年間恋人のことと仕事のことしか頭になかった感じが見た目からも行動からも滲み出て、思わず涙してしまいます。アーロンは、基本的には音楽活動のほうに重点があるみたいだし、映画は日本での上映が少ないし、見た映画中では見た目どおりの役が多かったのですが、今回の「ディバージェンス」、そして今週から東京でも上映されている「柔道龍虎房」など、最近はちょっとテイストが変わって役者として面白くなってきました。

監督は、ジャッキー・チェンの映画でもお馴染み、ベニー・チャン。アクションは、アーロンとダニエルの切れもよく、見せます。ストーリーは、最後まで予断を許さない展開には引き付けられますが、3人の絡み方の見せ方(特に最後のほう)がもうちょっと、かな。