灣仔の檀島咖啡餅店。名前には付きませんが、ここも香港の食文化“茶餐廳”。
有名店ではありますが、今回初めて行ってきました。朝昼晩対応でとっても便利なお店です。
夕飯に、魚香茄子をいただきました。
お肉と茄子のあんかけの中に、ハムユー(塩漬け魚)の香りが感じられて、とってもおいしい。
さて、このお店。アイビー・ホー監督、ジャッキー・チュン、タン・ウエン主演で、2010年に香港で上映された
「月満軒尼詩 (Crossing Hennessy)」にたびたび登場します。お店には、映画の大きなポスターが
張られていました。この映画、軒尼詩道あたりが舞台のとっても香港ローカル映画で、灣仔あたりの
新旧入り混じった風景を見るだけでも楽しい。もちろん、映画も冴えないジャッキーとちょっと不幸げだけど
かわいいタン・ウェン、周りを囲む人たちのドラマが、こころに沁みるいい映画です。
さて、丁度、お食事の最中に、テレビでずいぶん古い映画(たぶん七福星だか、そのへんのコメディシリーズ)を
やっており、白い制服の服務員のおじちゃんたちはお客様の対応もそこそこに、テレビを見ながら“おー”とか
”わー”とかリアクションしまくり。きっとおじちゃんたちの、青春の映画なのかもしれないな。なんとも
香港らしい風景。
帰りに蛋撻を買って帰ろうと、外賣のショーケースの前に行くと、売り子のおばちゃんがお客の相手もそこそこに
ずーっと携帯でお話し中。2個たのんだら、携帯も切らずにそっけなく、そのまま袋に入れました。
これもなんだか香港らしい風景か?後で袋の中を見たら、3個入っててラッキーでしたけどね。