「シング・ストリート」 Sing Street
アダム・レヴィーン - ゴー・ナウ
監督・脚本:ジョン・カーニー
音楽:ゲイリー・クラーク、ジョン・カーニー
出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ポイントン
最近、近所のスーパーに行くと、何やら'80年代イギリスのニューウェーブと
呼ばれたバンドの曲がかかっていることが多く、ちょっと面食らっていましたが
今、’80年代の風が吹いてきてるんでしょうか。
この映画、1985年のダブリンが舞台。家庭の問題で、ガラの悪い
公立校に通うことになってしまったコナーという少年が、現実打破の
ためにバンドを組むことになります。
イギリスではパンクが終焉し、まだブリットポップなんていう名前が出る前の
”ニューウェーブ”と括られた中で、いろんなタイプのバンドやミュージシャンが
登場していた頃。ちょうど自分が聞きまくっていた頃のイギリスの音楽や
ミュージシャンの名前が次々に登場。
映画中にフィーチャーされたのは、
Hall & Oates
A-ha
Joe Jackson
なんてとこですが、Adam and the Ants 、Joy Division、Depesh Modeといった
当時の人気バンドから、David Bowieとか、Genesissなどなどいろんな
ミュージシャンが語られ、揶揄されています。
それから、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオマージュもあり。
そして、映画オリジナルの曲も、彼らの風貌も行動も、時代を十分再現。
年上のあこがれの人、ラフィーネは濃い目のアイメークに紫がかったピンクの
口紅(これ、日本でも流行った)。シンディー・ローパーばりに逆立てた
髪型だったり、ソバージュ(?)だったり。肩パットの入ったのマニッシュな
ジャケット(私も着てたかも~)にスリムな黒パンツ。
引きこもりのロックオタクのお兄ちゃんに感化されて、彼らのファッションが
かわっていくのも笑える。撮ってるMVやら台詞の端々にも時代が現れて、
涙なしには見れません。
そうそう、コナーのお母さん、「The Commitments」に出てた方みたいですね。
サントラ、買っちゃおうかなあ~。