東京は、秋から冬にかけて映画祭のシーズンを迎えます。東京国際映画祭、
東京ファンタスティック映画祭、TokyoFilmexと目白押しです。
東京国際映画祭は、最近は特別上映作品に主演の俳優が来日したり、赤絨毯を
歩いたりと、華やか面が報道されがちですが、コンペや特集企画で普段あまり
目にすることができないような国の映画を見るこが何よりの楽しみです
毎年チケット発売日には、ちけっとぴあに並んで前売りをゲットします。
上映ラインナップがでるのが遅かったりして、何を見るか決めるのが
結構大変だったりするんですが、今年はもうすでにウェブで発表になりました。
特別上映作品なんかそのうちすぐに日本でも上映されるから、よっぽど誰か見たい人が
来日して挨拶するんじゃない限り、行かなくても良いかなって思います。でも、コンペ
作品は前情報が少ないので、何を見るか決めるのが難しい。そういうときは、自分の
興味がある国とか、見たことがない国の映画の映画を見るようにしています。
特集上映では、“アジアの風”。今年も充実した内容になっているようです。
今年は台湾特集があり、映画祭では結構おなじみのツァイ・ミンリャン監督の「浮気雲」
他10作品が上映されます。香港映画からは、去年特集上映されたパン・ホーチョン監督の
最新作「AV」とか、ワールドプレミアとなるアンディ・ラウ主演の「愛していると、
もう一度」、オープニングには、スタンリー・クワン監督の元で初めて文芸作品に
挑戦したサミー・チェン主演「長恨歌」、若手俳優スティーブン・フォンが監督を
勤めた「ドラゴン・プロジェクト/精武家庭」など、個人的に見たいのがいっぱい。
その他にも中国、マレーシア、シンガポールなど、アジア映画目白押しです。
もう一つ、コンペや特集上映を見る理由があります。上映の後にあるティーチインには
監督や主演俳優が作品について語ったり、観客の質問に答えたりしてくれるのです。
作品への理解も深まると共に、若手スターの青田刈り?もできてしまうわけです。
映画祭でなければ、こんな風に生で映画を感じられる機会なんてなかなかありません。
そんなわけで映画祭通いは止められない!!のです。