こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

試写会 Vフォー・ヴェンデッタ

プレミア試写会、行ってきました。製作のジョエル・シルバー、監督のジェィムス・マクティーク、
V役のヒューゴ・ウィーウィングが来日。観客全員でVの仮面をかぶって写真撮影。明日の
ワイド・ショーにでるかなあ。

ところで、通例通り通訳には戸田奈津子先生が登場。戸田さんは、字幕翻訳家としては実績の
ある方ですけど、通訳はちょっとご勘弁願いたいです。いつも、何だか1人で盛り上がってて、
話し手の内容が充分通訳されてなかったり、“そこまで言っていないだろう”っていうことも
あります。帰りの電車の中で、同じこと言ってた人がいましたから、私だけが感じていることでは
ないようです。字幕翻訳も戸田さんかと思ったら、雨宮健さんという元商社マンのおじさんでした。
この方の字幕はdecent & reasonableで良いです。この映画、Vは観念的にしゃべりまくってるし、
シェークスピアなどの引用も多いし、字幕にするのは大変だったろうなあと、推察します。

映画そのものは、いまどきありがちなキレイなCGだけの近未来物ではなく、ダークな感じで
何が本当に悪なのか正義なのか、またVの正体もはっきりせず、もうちょっと見せてと
思わせる映画でした。ナタリー・ポートマンも、現実から目を逸らしていた女の子から
恐怖を克服していく過程の演技が良かったです。キレイなだけのアミダラ姫より、いいよ。