子供の頃、任天堂提供でやってたアメリカのアニメ番組がありました。「シャザーン」とか
「マイティ・ハーキュリー」とか「幽霊城のドボチョン一家」とか、「チキチキマシン猛レース」とか。
結構好きで、毎日みてました。「ファンタスティック・フォー」もその中の１つ。でも子供の頃の
印象と映画では、なんか違うのでありました。
アメリカンコミックではメジャーなヒーローなのだとは思いますが、ここ日本では知名度は
いまひとつ。科学オタクなゴム男リードはジミーな風貌だし、金髪透明美女スーは今時流行りの
容貌のジェシカ・アルバ。なんだかリードとはミスマッチなカップル。ファイアーマン・ジョニーは
丁度バランスの良い筋肉ですが、ちょっと軽すぎ。期待を裏切らないのは岩男ベンですが、素顔は
普通のおじさんです。どうやって彼らを日本で売り込むのかがポイントでしょう。前作見たはずの
私ですが、あんまり印象がないんですよねえ。
ストーリーはアメコミ・ヒーローものらしく、悪があり、ライバルがあり、友があり、あまり
深く考えずに楽しむのが良いでしょう。気になるのは、いかにも日本・中国市場を意識した部分。
外国映画にはよくありますが、とってつけたような日本だか中国だかのシーンや人々に、しらけ
ちゃいます。どうせ市場を意識して作るんだったら、もうちょっとちゃんとやったらいいのにと
思います。
