こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

TIFF シレンティウム

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コンペ作品です。とはいえ、この映画、人気シリーズ小説の映画化で映画かも同じスタッフでの
二度目の作品。おかげで、ちょっと主人公2人のバックグラウンドとかが判らず、ほんとはもっと
笑える作品なんだと思います。なんで、こういうのがコンペなんだかと思う。

オーストリアのみならず、ヨーロッパドイツ語圏では結構当たったようで、それもちょっと
シニカルなコメディタッチのサスペンスという位置づけのようですが、日本人には
その辺の可笑しさみたいなものが充分伝わらない。主人公2人がちょっと変な奴だっての
はわかるんだけど。オーストリアとかドイツ語圏の文化のバックグラウンドなんて
何にも知らないし。外国映画見るには、やっぱり障害はあるものですね。また、
最後はきれいさっぱり悪人が一掃されるわけではないところに、屈折した皮肉を
感じました。オーストリアについて、もっと知りたくなってきました。

監督は他の映画のポストプロダクションのため来日できず、この映画の海外広報担当の方が
ティーチインに出席。この作品の、アジアでの感触を見たいというようなところなのでしょうか。
私としては、1本目を見せて欲しいな。