あけない夜は
2週間ほど前、久しぶりに写真のお仲間等と裏磐梯に撮影に行ってきました。
この一年の災禍だけでなく、十年前の震災・原発事故も大きく被った福島県。
何も無かったように、静かに朝が明けて行きました。自然の営みが、人間に関係なく
続いていくようにもみえました。
磐梯山の形は、過去の大きな水蒸気爆発によるものだそうです。
山の形が変わるほどの爆発。大きな被害のあと、人々がハンノキを植林したとか。
だとすれば、自然の営みもこの風景も、人間が関わるものであり、
人間もその一部であることは確かです。
樹氷を撮りながら、ハンの実、丸いのと長いのが混在してるのを発見。
こうやって、外でゆっくり自然を眺めるのは久しぶり。
広々とした場所で写真を撮ったり、湖にはテントの中でワカサギ釣りをしていたり。
ここでは、濃厚接触や蜜にはならないですよ。
磐梯山のスキー場では、平日リフト大無料という看板がでています。
あれから十年、それから一年、明けない夜はないと言えますように。