こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

自己責任でどうぞ 

行きのUnited Airlineでのこと。サンフランシスコに到着後、自分のキンドルタブレットを機内に置き忘れてしまったことに気が付き、慌ててUnitedのLost & Foundに連絡。いきなりやらかしてしまいました。

 

さておき、羽田ーサンフランシスコ便は意外にも若い人たちが多かったんです。どうやら、夏休みが終わり新学期・新年度が始まる頃だったようです。日本人よりむしろ他のアジアの国々の人が多かったかな。

Unitedのサービスも相変わらずで、ベテランのフライトアテンダントさんたちの接客はかなりカジュアル。乗務員同士の私語は普通。白髪混じりのどうみても私より年上の男性アテンダントは、おつまみをひゅっと後ろ手で渡してくる。

隣の席に中国人の学生と思われる女性が座ってて、時折乗務員さんににサーモボトルに熱いお湯を入れる様に頼んでいました。どうやら茶葉が入っていたみたい。

ある時、お湯を頼まれた日系の女性乗務員が、"あなたのそのボトル、ちょっと見せて。すてきね〜!茶葉が出ない様になってるのね。”といいながら、私の席の上で蓋を開けたのです。

ああ、くるなって思った通り水滴がだだっと私の上に。”あらあ、ごめんなさい”って言ってナプキンを数枚渡されて、あっさり終わりました。日本の航空会社だと、あり得ないだろうなあ。乗務員が自分の私的な興味や感情の会話を、乗客と話すのです。

 

帰りのANA、ロサンゼルスー羽田便。乗務員の接客態度は日本スタンダード。丁寧でそつがない。だけどどこか事務的で過剰な気がします。

ただ、機内アナウンスにしても、乗務員の説明にしても、同じことの繰り返し。映画観始めたところで、さっきと同じ安全対策のビデオが入ったりして。もお、いいから映画見させて!

アメリカに行って、自分で考えて行動する社会と、他者が行動を規制する社会の違いをいろいろな面で見ることができました。

たしかに、あちらではもう誰もマスクしてません。もう、どこでもマスクが必要というフェーズではなくなってます。

私が行ってた田舎の街などは公共交通機関も少なく、自動車通勤。人で混み合うことはまずない。会社も広々としてます。入り口にアルコールの消毒液はあったかな。工場で狭い場所で作業が必要なところとか食堂なのではアクリルのパーティションついていました。

だからといって、私がマスクしてても誰も何も言いません。自分の体調に不安がある場合や、必要と判断した場所ですればいいのです。混雑した空港では、マスク率高かったです。

日本は当時まだまだ感染状況が良くありませんでしたが、マスクの必要性に関する社会的規制があります。でも、しなくてもいいと思われる場所でもみんなマスクしてますね。それは他人の目という規制があるからという面もあるでしょう。

自分で考えて行動し、リスクをとる社会。規則に行動が規制され、考えなくても話さなくても同調できる社会。どちらも一長一短あるとは思います。社会の成り立ちが違うことはもちろんですが、いろいろな意味で萎縮していたり、他人任せにしている日本社会、振り返ってみなければいけないこともあるような気がします。

 

さて、置き忘れたKindle、帰国して数日後、United から見つかったとの連絡が入りました。Fedex代$38かかりましたが、無事戻ってきました。私の中でUnitedの株があがりましたよ。ありがとうUnited Airline!!