こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

'80~'90年代追想 と潮江春の酸薑煙鴨肉

ここは怡和大廈(Jardin House)。円形の窓が印象的な、中環でもランドマーク的なビルの一つでしょう。
SARSのために映画界が結集したオムニバス映像作品、「1:99電影行動」で、ピーター・チャン監督が
撮影した「2003年春・追想」での、印象的なシーンにこのビルが登場します。
 
でも、最近は周りのビルが混み合ってきて、あまり目立たなくなってきたかもしれません。
 
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連れだって食事に行った友人は、日本がイケイケドンドンだった`80年代の終わりごろ、金融機関の駐在員として
香港に赴任していた人で、この隣の交易廣場内に勤務していたそうです。あれから20年以上たった今、
これらのビルの様子は変わらないものの、撤退してしまった日本や企業やら、新しく進出してきた中国や他の
アジアの企業やら、今の香港の様子やら、いろいろな事を感じて感慨深げでした。
 
私も初香港から20年。当時は、香港は中国返還になって、変わってしまうのかと心配しておりましたが、
それより何より、日本のほうが変わってしまったのではないかと思う今日この頃。
日本はまた円高局面に入りましたが、当時の面影はまったくありません。
 
さて、その怡和大廈内にある潮州レストラン“潮江春”。そこでこんなものをいただきました。
 
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酸薑煙鴨肉。酢生姜と瓜のスライスをしたものと一緒に、鴨肉の燻製を一緒にいただくというものですが
鴨肉のうまみに生姜の刺激とフルーティな香りがマッチした、なんとも美味な一品でした。生ハムメロンなんて
いうものがありますが、ちょっと近いものがあります。この瓜はそんなに甘いものではありませんが、
塩味のきいた赤身肉にフルーツの香りが合うのでしょうか。中国料理にもこういうの、あるんですね。
お酒に合う前菜の一品だと思います。(って、私はお酒飲めませんが。)