こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

GOAL!

W杯目前、話題のFIFA公認映画見てきました。FOOTBALL映画のせいか、会場にはいつもより男性多し。30-40代の会社から走ってきた風のサラリーマンが意外と目に付きました。皆、早く盛り上がりたいのね。

主人公サンティアゴは、ロスに住むメキシコ人不法移民の息子。類まれなサッカーの才能と、ちょっとの幸運と真摯な熱意から海の向こうのニューカッスルまで渡る事になります。話としては普通に聞こえるかもしれませんが、何しろFIFA公認映画だから、出てくる映像は本物。本物のスタジアム、本物の観衆。ベッカムジダン、ラウール等の超有名選手の出演もさることながら、ニューカッスルリバプール等、プレミアリーグ好きにもたまらないでしょう。おまけに、パート2ではサンティがレアルに移籍し、3ではドイツに出てしまうらしい。FIFA版、「キャプテン翼」かっ!?それにしても、FIFA儲け過ぎ。

そういった派手な宣伝対象のシーンは別として、家族の葛藤、選手としての葛藤等に対して、主人公はあくまでストレートで好感度の高い青年。ニューカッスル・サポーターの熱狂と批判性、おもいっきり違う英語などなど、地味なところもリアルで面白い。サンティの彼女が、どう見てもビクトリア・ベッカム似の年上女性ってのは、なんかのパロディ?あまりに商業主義的な感じも否めないこの世界、せめて映画と試合の中でだけは、純粋に熱狂しましょう。