こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

新作 ~麥兜ロ當ロ當伴我的心~ The Pork of Music

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星光大道に銅像が、マダム・タッソー蝋人形館にも人形が展示されるようになった、香港で一番有名なこぶた
マクダル君。8月中旬から上映となっていた新作「麥兜ロ當ロ當伴我的心」をあちらで見ることができました。
 
お話は、いきなり華仔(アンディ、似てる!)のコンサートで始まります。春田花花幼稚園の子供たちが
なんとアンディとホンハム体育館で、共演しているではありませんか。
 
どうしてこういうことになったのか、というマクダルの独白で話は過去に戻ります。
経営難で家賃や電気代の払えなくなった、春田花花幼稚園。資金繰りを考えますが上手くいきません。
が、子供たちの歌に感動した地元の議員さんが、プロモーターを紹介してくれたおかげで、
春田花花合唱団は一躍有名に。イベントやCM、コンクールにひっぱりダコとなるのです。
 
ブルース・ブラザース」のように、幼稚園を音楽で救おうと、奔走する校長先生、麥太、Miss Chanと子供たち。
でも、思った通り、結局は怪しげなプロモーターのおじさんはお金を払わずに蒸発。そして最後の
お仕事に向かうのです。
 
ナンセンス・ギャグに、子供たちの思いとは裏腹の大人の事情。相変わらずの、笑いと感動の内容です。
合唱団の歌声は、ほのぼの。“ちぇー、ちぇー、ちぇー、(車、車、車)”の歌は、乗りが良くって笑えます。
Miss Chanの恋と、若き日の校長先生と昔の教え子の最後のエピソードには涙です。
 
そして、映画の最後には“全ての音楽教師に感謝します”の一言が。音楽が人を幸せにする。
素敵なことではありませんか。
 
今回は、いつもの登場人物以外の、彼らをとりまく人達については絵のタッチが違っています。
TVシリーズには、こんなタッチの絵も会ったような気もしますが。いつもは、ブライアン・ツェーと
アリス・マックが二人で監督・脚本というクレジットになっていますが、今回の映画については
アリス・マックの名前はプロデューサーとして登場しているものの、監督はブライアン・ツェーと
なっていたので、その辺何か関係あるのでしょうか。
 
イメージ 22012年香港作品
監督:ブライアン・ツェー
声の出演:サンドラ・ン、アンソニー・ウォン、ロナルド・チェン、the Pancakes