知長洲島 ~長洲島へ行こう~ その3
長洲島には、饅頭節という有名なお祭りがあります。
饅頭節の起源はは、北帝の誕生日のお祝いとも、嵐で亡くなった村の人々や海賊にやられた人々の
魂を鎮める、またお腹をすかせた幽霊たちの魂が戻ってくるなど、諸説あるようですが
独特の文化が残る小さな島の魅力を十分感じられそうなおまつりです。
マクダルのお話にちょっともどります。
サンサンの師匠、ライガンさんを探し当て、長洲島にたどり着いたマクダル。オリンピックで金メダルを目指していたはずでしたが、ライガン師匠から伝授されたのは、ウインドサーフィンではなく「搶包山」(饅頭とり)だったのです。
饅頭節のメイン・イベント。竹の塔の周りに付けられた饅頭。若者たちが塔によじ登って縁起物のお饅頭をとるという、儀式です。
1978年、塔が倒れて事故が起きて、長らく中止されていた搶包山の儀式ですが、2005年に復活。
お祭り当日は、街のパン屋さんなどではこの白いお饅頭が並び、蒸籠からは湯気が立ち上るそうです。
また、獅子舞やら香港オペラが上映され、子供たちが歴史上の人物に扮したパレードが行われます。
写真は、香港歴史博物館に飾られた饅頭塔のレプリカですが、一度お祭りのときに行って、本物を見てみたいなあ。
長洲島の裏道のパン屋さん。Tシャツ短パンのおじさんが、鉄板に乗ったパンを店先にならべて売ってました。
お祭中は、きっとこんなところで饅頭並べて売ってるんだろうなあ。
路地にはこんな小さい祠もありました。
長洲島は、なかなか味わい深いところでした。