嘉咸街最後の日
嘉咸街最後一日 有人走有人抗爭到底
ああ、遂に最後の時を迎えたんですね。前にも書きましたが
この辺り、再開発が決まって、私が行った2年前もすでに様子が
変わり始めていました。
この辺り、青空市や庶民的なレストランがあって、そのあたりで働く
おじちゃん・おばちゃんたちや、近くの高層ビルで働くビジネスマン・
ビジネスウーマンが一緒に昼食をとるというようなところでしたね。
築地の外河岸で、銀座の会社員が食事するみたいな感じで。
この近く、結志街とか威霊頓街あたりは、美味しいものの宝庫で、
初めて焼き物のっけご飯を食べた龍記があったり、半屋台のような
蘭芳園があったり、地道(オーセンティック)な飲茶とかエッグタルトとか
麺やら餃子やら、おいしいものの宝庫で、香港の旅には欠かせない場所でした。
エスニックなレストランがあったり、荷李活道のほうにはちょっと
エッジの効いたオシャレなお店がある。
なんでもありの、だけどこだわりのある香港が混在した街。
大好きな風景が失くなっていくのは悲しいことです。
でも何もかも失われるわけではないよね。
香港の人たちの精神がいい形で残っていけるように、心から祈っています。