映画を見る理由

遊びや楽しみに理屈はないと思いますが、時々なんで映画見るんだろうと思います。
ここ数年、私は一年に120本ぐらいの映画を見てきました。1本2時間としても、年間にして
240時間もの時間を費やしているのです。時間の無駄じゃないかという人もいると思います。
今年はいろいろあってここまで40数本どまりですが、それでも少ない時間じゃない。

映画は虚構の世界です。人間が作り上げた世界です。“そんなのありえない”って話も
いっぱいある。でも、その中に真実が見えることがあります。それは、誇張として表される
こともあれば、笑いの中の皮肉として表されることもある。突然の告白のように
現れることもあれば、暴露もある。今まで全然知らなかったことをつきつけられ
愕然とし、後を引くこともある。それを見ながら、泣いたり笑ったり、“あーそうだよね”って
思ったり、スカッとストレス解消するときもある。映画という“虚構”のなかの“真実”という
のはそういうものではないかと思います。

そんな映画を作り上げる、人間の想像力ってすごいと思います。そんなわけで、今日もまた新しい
世界やアイデアに出会うために、映画を見ることになるわけです。幸い日本は、洋の東西を問わず
様々な国の様々な映画を見ることができます。なるべく偏見を持たずに、いろんなものを見てみたい。
そう考えると、ついつい数多くの映画を見ることになってしまうのです。