こぶー休息中!

引っ越して来ました。おばブーの旅(主に香港)と映画の日々。

オート一眼デビュー in NYC 1991

海の向こうに行けなくなってからもう二年。最近ポツポツ過去の写真を見直したり、フィルムのスキャンを再開し始めました。

 

1991年、それまで使っていたMinolta SE-Gという絞り優先onlyのカメラから、α3xiというオートフォーカスのカメラに乗り換えました。翌年、オーストラリアに長期滞在する予定だったので、操作が楽で望遠もアリの楽なカメラを選びました。このニューヨーク旅行がそのデビュー戦だったのです。

 

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当時は、カメラの知識など全くなく、父が10年ぐらい前に買ったカメラを使っていて、それがたまたまミノルタだったから、そのままミノルタオートフォーカスカメラを買ったというだけ。でも、このカメラはずいぶん使ったと思う。デジカメが出てからもしばらくは併用してたぐらい。

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なぜニューヨークに行ったのか。あまり覚えがありませんが、当時もよく映画を観ていて映画のロケーションに行ってみたかったなんてのもあったのじゃないかと思います。この頃のニューヨーク舞台のおしゃれな映画が結構ありました。

 

「ワーキング・ウーマン」で通勤に使われたフェリーとか「恋に落ちて」で二人が出会う、本屋リッツオーリ、「ビッグ」で、急に大人になったビリー(トム・ハンクス)が大型鍵盤で遊ぶ玩具屋 FAOシュワルツとか。行っては写真を撮りました。

 

恋人たちの予感」も、秋のメトロポリタン美術館の素敵なシーンがありましたね。これって、ロケ旅の走りですかね。

 

 

それから、当時海外旅行のご定番だったお買い物。当時はだいぶ円高も進み、化粧品とか、ちょっとしたものは20代のOLさんでも手に入れることができるようになりました。憧れのティファニー本店とか、まあよくも恐れもせず入っていったもんだ。ラルフローレンのフラワーアレンジが美しかったのも良く覚えています。

 

当時は、何につけてもどこに行っても新鮮でした。知らない世界を知る、それが海外に出ることの楽しみでした。

 

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それにしても、こんなズドンとした構図の写真を見ると、結局、今も昔もあまりやっていることに進化ないような気がします。

 

ただ、写真を見直すと時の流れを感じざるを得ません。1991年10月のニューヨーク。それから10年後にあんな事件が起こるとは、誰も全く思ってもみなかったでしょう。

 

風景写真を撮る意味、ストリート写真を撮る意味、何かそこに意味があるのかもしれないと思います。